今日は木曜日、学年集会の日でした。内容は以下の通りです。
「みなさん、分度器は知っていますよね。知っての通り角度を測るものです。
誰しも一度は使ったことのある馴染みのあるものだと思うのですが、その目盛りをよく見たことのある人は少ないのではないでしょうか。
あたりまえなのですが、一度一度の目盛りを見ると、すごく小さいです。89度と90度とでは、正直あまり分からないぐらいです。その幅を調べると1.7mm。これでは、パッと見ただけでは分からないのも納得です。
しかし、その目盛り線を伸ばしていくとどうなると思いますか?1m先で1.7cm、10m先で17cm、1km先で17mにまでなるそうです。東京からフランスへ向け飛び立った飛行機が、飛ぶ方位を1度ずらしてしまうと、到着地がイギリスになってしまうという話もあるようです。
つまり、わずかな差も、いずれは大きな差につながるのです。みなさんの生活の中で、同じようなことはありませんか?
もうすぐテストですが、計画通り順調に進んでいますか?今日、やろうと思っていたことが、ついつい先延ばしになってしまい、いつのまにやら、やらないままになってしまっていることなどありませんか?そうなると当初の目標からは大きくかけ離れたところに行ってしまうことになりますよね。
予定通りに進まないこともあるでしょう。うまくいかないこともあるでしょう。しかし、それをそのままにしておくのではなく、常に目標に向かって修正し続けることが大切です。そして、その小さな差こそ、徹底的にこだわって行動してみましょう。
この瞬間、この一時間、この一日、この一カ月、この一年、自分のこだわりをしっかりと意識して行動することで、たどりつく未来も変わってくるはずです。将来のためにも、頑張っていきましょう。」
これまでのキャリア教育に加え、先日行った進路学習での学びとともに、今日のお話を糧にして、未来を描き努力できる2年生でいてくださいね。