『タンタンタンゴはパパふたり』ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル/文 ポット出版
2019年に話題になった本『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(フレディみかこ作)のなかで紹介されていた絵本です。イギリスの保育園では読み聞かせの定番なのだそうです。
この絵本のなかで、恋に落ちた二羽のおすペンギンは石を拾ってきて、ほかのカップルのまねをして温め始めます。これを見た飼育員さんが本物の卵をこっそり置いてみると、、、
この話は、セントラルパーク動物園で本当にあったできごとをもとに書かれました。日本では、京都水族館の「ペンギン相関図」が人気だそうです。これを見ると、ペンギンは恋多き生きものだということがわかります。
性の多様性がテーマの本ですが、なかよしカップルのもとに生まれる赤ちゃんペンギンの幸せなようすに、子どもたちは共感し、自分たちも幸せな気持ちになるのではないでしょうか。