スペインという国があります。かつて、この国は世界中に植民地を有していました。そこから、同国は、太陽の沈まぬ国(どこかの領地は常に太陽が当たっている)と呼ばれました。この最盛期の王がフェリペ2世です。
ちなみに、植民地の1つであったフィリピンの国名は、フェリペ2世の名から付けられています。
このフェリペ2世は、後年足を悪くし、移動式の椅子を利用していたとの記録が残っています。つまり、16世紀には、すでに車いすが登場していたということでしょうか。
現代では、車いすが日常のあちこちで利用されています。
本日1年生は、旭区の社会福祉協議会から講師の方を招き、車いすの体験学習を行いました。講師の方々のサポートのもと、実際に乗車することで、車いす利用者の視点に気付くことができたのではないでしょうか。
体験後、生徒からは、「坂道が怖かった」、「段差の上下は思っていたよりも力の加減が難しかった」などの意見がありました。
また、本日の体験学習を経て、介護やボランティアに対する敷居は低くなったのではないでしょうか。車いすを含め、困っている人は日常のなかでたくさんいます。1年生のみなさんには、そんな人を見かけたときに、手を差しのべることができる人になってほしいと思います。