『みえるとかみえないとか』ヨシタケシンスケ作(アリス館)
「すごーい!ちゃんとあるいてる!」
「えー?!ふべんじゃない?かわいそう!」
地球人のぼくが、前も後ろも見える人たちの星へ行ったら、こんなことを言われてしまいました。なんか、ヘンな気持ち。でも、その星には「生まれつき目が見えない」人もいました。
目が見えない人は、
「そとをあるくときはつえをつかう」
「ものをさがせるようにいつもへやがキチンとしている」
「いれものが同じかたちだとたべてみるまで何あじかわからない」
らしい。
もし、見えない人ばっかりの星があるとしたら、
「こえのいい人がモテる」
「よるのまちはまっくら(あかりがない)」
「手ざわりやにおいで服をえらぶ」
きっと、こんな感じ。
見えるか見えないかだけでなく、人はみんなちょっとずつちがう。その人だけの見え方や感じ方がある。けれど、自分とちがう人でも仲よくできるとこころはある。ということを子どもにわかりやすく解説した絵本です。大人が読んでもおもしろい本です。
ぜひ家族で読んでみてください。