第77回入学式 式辞(要旨)
入学式式辞(要旨)
新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。 昨年からの新型コロナウイルスの世界的な蔓延は、私たちの生活を大きく変えてきました。スポーツや芸術の世界でも大会や発表の機会も減り、活躍の舞台も限られてきました。そんな中でも、近年たくさんの日本の選手が、世界中で活躍するようになりました。 新入生の皆さんは、最近よく聞く「ルーティン」という言葉を知っていますか?ラグビーワールドカップで活躍した五郎丸選手がプレースキックの前にする動作や、野球のイチロー選手がバッターボックスに入った時にする動作は有名ですが、ほかにも多くの選手が、それぞれの「ルーティン」を持っています。選手たちはこの「ルーティン」を行うことで気持ちを安定させて、緊張する場面でも、いつもの練習の時と同じ力を出せるようにするのです。 「ルーティン」は、日本語に訳すと「決まりきった動作や手順」という意味ですが、「ルーティン」は、私たちの生活の多くの場面で生かせるものです。現在の世の中は「予測困難」な世の中です。学校も臨時休校になったり、行事が急に中止や延期になったりする事もあります。そんな不安定な状況の中でも、いつもと変わらない力を発揮するために、皆さん一人一人に「ルーティン」を決めてほしいと思っています。 「ルーティン」は、一人一人異なるものもありますが、全員に共通する「ルーティン」は「規則正しい生活を送る」という事です。規則正しい生活は、体だけでなく心も安定させます。気持ちが前向きになり、意欲もわいてきます。 逆に「ルーティン」を意識せず何となく毎日を過ごしている人は、大切な場面で自分の力を発揮することはできません。「すごく頑張る日もあるけれど、何もしない日もある」という人は、気持ちや動作が安定せず、持っている力を出しきることができません。 規則正しい生活を送る、授業がない日も短い時間でいいから必ず家で勉強をする、クラブがない日も何か体や頭を動かす、こういう「ルーティーン」が大切です。こうすることで、皆さんは周りの状況に影響されない身体と心を持った、「強い人」になることができます。 保護者の皆様、これから3年間、お子様にはいろいろな変化があると思います。学校と家庭と地域、それぞれの場所で見せる子どもの姿は、子どもの全体の姿の一部でしかありません。子どもたちのよりよい成長のためには、学校と家庭と地域がお互いに情報を共有し、協力して子どもに向き合っていくことが必要です。西中学校校区は、関係の皆様のご努力により、学校、家庭、地域の三者の連携や協力関係が進んでいます。今後も三者の連携を大事にしながら、学校からは日々の取組みや生徒の様子を積極的に発信してまいります。保護者の皆様におかれましても、率直なお考えやご意見やご相談など遠慮なく学校にいただきますようお願いします。 新入生の皆さん、本校での3年間の中学校生活の中で、成功だけでなく失敗もたくさん経験してください。失敗は成功よりもたくさんの学びがあります。次の成功のためのヒントも隠されています。失敗を恐れず、良いと思ったことには思い切って取り組み、大きな飛躍の一歩となるような中学校生活を送ってください。 令和三年四月六日 大阪市立西中学校 校長 松田正也 入学式の後 学級活動
入学式がおわり、退場した新入生は、学級写真の撮影を行いました。
そして、教室に入り、初めての学級活動で、先生からの連絡、配付物を確認しました。 第77回入学式 2
続いて、「在校生歓迎のことば」、「新入生誓いのことば」がありました。
どちらも、ハキハキと立派に読むことができました。 そして、教職員の紹介が行われました。 第77回入学式
4月6日(火)
令和3年度第77回入学式が行われました。 新入生は、緊張した様子で式場に入場しました。 校長先生からの式辞、PTA会長さんの祝辞を聞きました。 入学式の朝
4月6日(火)
いよいよ入学式の朝を迎えました。 新入生のみなさんの入学を祝福しているような、さわやかな朝です。 新しい制服を着た新入生は、にこやかに登校し、グランドに整列しました。 |
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