自由研究風鈴 暑い日が続いています。エアコンや扇風機で涼む現代ですが、江戸の庶民は生活の知恵と心意気で、暑さを乗り切りました。 「打ち水」、夜空の「花火」、そしてわずかな風に「チリン、チリン」と鳴る音を楽しむ「風鈴」も、粋な納涼の一つです。 もともと風鈴は音で邪気を払うものです、今、改めて『魔よけ』という意味が見直されているようです。 涼しげな音色で、息苦しい時代の風が変わりますように。透き通る響きから、そんな願いを感じます。 吊りしのぶとは? 竹やシュロの皮などを芯としたものにシダ科の植物しのぶを這わせたしのぶ玉を軒先などに吊るしたものをさします。 岩手県の名産品、南部鉄器でできた風鈴は「チーン」と音が長く響きますが、ガラスだと「コン」と短めです。 |