ジューという音を早朝に聞くのがたまらない。フライパンに卵を落とした瞬間の音である。コンロにフライパン置き、火をつけた後に、油をひく。冷蔵庫を開け、卵を取り出したぐらいで丁度よい時間。フライパンのふちに卵をぶつけて、慎重に割る。このあと、たまらない、ねいろが広がる。ときどき、あの薄くて丸いハムを目玉焼きにかぶせたくなる。急いで冷蔵庫から取り出し、真空包装を破ろうとするが一苦労。えぇ〜いと破ったあとに、薄いハムがぺったりくっつきあっていて、一枚だけ取りたいのだが悪戦苦闘。ん〜と唸ると笑顔の妻が背後にいる。何とか取り出したら、半分に切れてしまった。無情にも卵は半熟期を過ぎていた。しかし、このルーティンは外せない。準備してから卵を焼くなんて愚の骨頂。今日は負けたが、明日は勝とうと思う。
　常に勝ち続けているのは、やはり給食。多くの生徒達の胃袋を幸せにしてくれる。今日は、「いわしの生姜焼き」がたまらない。煮込んでしっかりショウガを効かせた照りっとした中にも、しっかりとした身を提供している。職員室では、骨や尻尾までペロッと先生もいた。苦手でなかったら多めにどうぞ！　と言われた、福西先生の返答。「食べ物に嫌いなものはありません。　嫌いなものは　悪（あく）　だけです」とのこと。教師一筋の言葉である。
給食から、学ぶべきものは多い。今日もごちそうさまでした。

今日の逸品　「いわしのしょうが煮」

家庭科の公開授業の様子です

生野中学校では、すべての先生が授業案を出して、全職員で授業力向上に向けて相互授業参観を行っています。２学期のトップバッターは家庭科の中川先生です。

授業の様子

授業の様子