本日の学年集会では、先生から2つのお話がありました。
1つ目は、社会性についてです。先週の集会での話にあった「礼儀」を全員が意識してほしいというものでした。先生の話を敷衍(ふえん)すると、次のことが言えるのではないでしょうか。
一口にルールと言っても、法・倫理・礼儀と様々です。
一般的に、法は破ると罰をともなう。倫理は破ると非難される。礼儀は違えると恥をかく。と、違反した効果が異なるという分類がなされます。
また、これらルール間の優劣はつけられないと考えられています。
例えば、最近では、法律家のなかでも倫理や礼儀がかなり重視されており、法以外の価値観を身に付ける「弁護士の非法律化」に取り組む弁護士会(研究会、委員会)もあります。
中学校は、倫理や礼儀といった価値観を学ぶ場でもあります。みなさん全員が礼節を重んじる心を養ってほしいと思います。
2つ目は、NHK総合テレビジョンの『鶴瓶の家族に乾杯』という番組にまつわるお話でした。
先生は、同番組MCを務める笑福亭鶴瓶が、十年前に出会った少年へ贈った色紙の言葉が素晴らしかったと言います。
「何もしなければ道に迷わないけど、何もしなければ石になってしまう」
色紙は、作家・阿久悠の言葉を引用したものでした。
中学2年生は「中だるみ」と揶揄されるように、怠けることも、飛躍に備えることもできる学年になります。先生のお話には、飛躍に向けて踏み出してほしいという想いが込められていました。
ぜひ、チャレンジする1年にしてください。