全校朝会校長先生のお話のあと、給食委員会と保健委員会から、今日から1週間実施する「ヘルシーウィーク」についてのお知らせがありました。 【校長先生のお話「桃太郎は盗人なのか?」】 先週、2年生が「鬼」の版画を作成していました。 とても迫力があり、怖い鬼の版画が刷り上がりました。 その版画を見て、校長先生は「桃太郎は盗人なのか?」という本を思い出しました。 「桃太郎は盗人なのか?」という本は、茨城県に住んでいる当時小学校5年生の倉持よつばさん が書いた作品です。 この本は、もともと倉持さんが図書館を使った調べ学習コンクールに出した作品がすばらしいというので、本を作る会社の人たちが作品を本にして、たくさんの人に読んでもらおうと作ったものです。 倉持さんがこの作品を作るきっかけとなったのは、「空から見た桃太郎」という本と出会ったことだと話しています。 その本の中に、「桃太郎は盗人だ」と、一万円札の肖像画になっている福沢諭吉という人が言っているというので、本当か調べてみようと思ったというのです。 調べていくと、福沢諭吉は「ひびのおしえ」という本の中で、確かに「宝は鬼の大事なもので、大切にしまってあるものですから、宝の持ち主は鬼です。鬼の物である宝を、意味もなく取りに行くとは、桃太郎は、盗人ともいえる悪者です」と書いています。 そこで、倉持さんはその他のいろいろな桃太郎の本を読んでみました。 すると、本によって少しずつ違いがあることに気が付きました。 特に今から300年前の江戸時代に書かれた桃太郎では、何と桃太郎は、桃から生まれたのではなく、「川で流れていた桃を拾ったおばあさんのおなかの中から生まれた」と書かれていたんです。 その後作られた150年前の桃太郎から、桃太郎は「桃から生まれた」と変わってきたんです。 そして、昔の桃太郎では、鬼は悪いと決まっているので、「桃太郎が急に鬼退治に行くと言ってもおかしくない」と書かれています。 それでは、鬼っていったい何なのということで、今度は鬼について詳しく調べていきます。 そして、鬼について詳しくわかると思う神社などを訪ねて、いろいろなことを調べてきた倉持さんは、次のように考えました。 桃太郎の話は、時間が経つにつれ変わってきた。 そして、鬼についても、悪い鬼からいい鬼もいるという風に変わってきた。 鬼は一人ひとりの心の中にいる。 鬼がいることは悪いことではなく、心の中の鬼がいるから、人は成長できる、そのように考えたといって、この調べ学習をまとめています。 倉持さんのある本との出会いと、調べてみようという気持ちの強さで、桃太郎についてのいろいろなことがわかりました。 このように、知りたいと思ったことは本を使ってたくさんの新しいことが分かっていきます。 大切なことは、素直に知りたいと思う気持ちと、絶対調べたいと思う粘り強い気持ちなのだなと思いました。 みなさんも同じように何かを知りたいと思ったらぜひ、調べてみることをおすすめします。 2月14日(月)おはようございます今日の登校のようすです。 一週間の始まりです。 みんながんばりましょう!! 1年生の学習−読書活動もうすぐ2年生。 図書室では静かに読書をすることができるようになりました!! 6年生の学習−家庭科一針一針、心をこめて縫いました。 5年生の学習−家庭科学習のあと、自分達のお道具箱の整理をしました。 |