2年生の学習ー理科3年生の学習ー英語発音やジェスチャーなどに注意して、読みました。 C-NETの先生と、その他の生徒たちが審査員です。 1年生ー一泊移住の取組練習を通して、協力の大切さを学んでいます。 いじめについて考えるいじめに気づけるクラスをつくるために、みんなで話し合いました。 全校集会次に生徒指導主事の先生から、このあとの学級での取組についてお話がありました。 このあと各クラスで「いじめについて気づきます宣言」を考えてもらいます。 【校長講話「正義の通る学校」】 今日は「いじめについて考える日」です。 毎年5月のゴールデンウィーク明けの週に、大阪市の幼稚園、小学校、中学校全校でこの取組を行っています。 本校では今日を「いじめについて考える日」に設定しました。 そこで、みなさんと一緒にいじめの問題について少し変わった視点から考えてみたいと思います。 集団の中でネズミはどんな行動をとるのかをお話しましょう。 ある研究室でこんな実験を行いました。 実験用のネズミを6匹、飼育用の透明なケージに入れて飼育します。 するとその中で一番強いネズミが一番弱いネズミを徹底的にいじめるのです。 あまりにかわいそうだから、一番強いネズミ(いじめるネズミ)をケージから取り出して集団から隔離します。 すると、残ったネズミの中で、次に強いネズミが一番弱いネズミをいじめるようになります。 もう一度、いじめるネズミを別の場所に移しても、今度は3番目のネズミが同じように一番弱いネズミをいじめだしました。 試しにいじめられるネズミを別のケージに避難させると、今度は残ったネズミの中で次に弱いネズミが代わりにいじめられるのです。 ネズミには、だれが強いのか順番をはっきりさせる本能があるのでしょうか。 私たち人間は、ネズミと同じ哺乳類で、祖先は同じです。 だから、ネズミと同じような行動をすることもたくさんあります。 人間も、スポーツや勉強でも順番をつけるのが好きですよね。 ということは、人間も何も考えないで行動していれば、他者をいじめるような行為をするのかもしれない。 きっと、だれの心の中にも弱い心の遺伝子があるのです。 だからこそ、私たちは「自分はそんな遺伝子には負けない」「自分はいじめなど絶対にしない」と決心して、常にいじめをなくす努力をしなければなりません。 そのためには、「自分はいじめをするような情けない人間ではない」という、人としてのプライドを持つことが大切です。 いじめをなくすために必要なのは、「自分はいじめをするような小さな人間ではない」という、私たち一人ひとりの自信と誇りなのかもしれません。 この大正中央中学校が、いじめなどない「正義の通る学校」であり続けるために、みなさんにおねがいです。 いついかなる場合であっても、いじめを許さない人間としてのプライドを忘れない中学生であってください。 |