入学式 式辞(概要)
保護者の皆様
本日は、入学式に多数参列いただきました。今年は、校庭の桜もほぼ満開で78期生の75人の門出にふさわしい入学式となりました。新入生代表の堂々とした宣誓も素晴らしかったです。 これから、保護者の皆様ともしっかりと連携し、78期生の成長に向け取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 入学式 式辞(要旨) 新入生の皆さんは、中学校での目標、頑張ることを決めていますか。勉強を頑張ってよい成績をとる、行きたい学校に進学する、部活動に取り組む、行事でリーダーをするなど、きっと何かに取り組もうと考えていると思います。皆さんの目標を実現するために学校も応援しますが、皆さんには目標に向けて精いっぱいの努力をしてもらいたいと思います。 人は努力をすれば、必ず成果をあげることができます。勉強を頑張れば学力が上がり、練習に励めば技術が向上します。その過程では、苦しい事やつらい思いをすることもありますが、努力を怠らず苦労して成果を上げることは、とても楽しく、うれしい事です。楽しいことやうれしい事といえば、たとえばお小遣いをもらってほしいものを手に入れることや、好きなゲームをするといったこともあるかもしれませんが、そのようなことで得られる楽しさは、与えられた「受け身の楽しさ」です。その時はうれしくても時間がたてば消えてしまい、長続きはしません。そして、自分の中には何も残りません。 しかし努力し、苦労をして、汗をかいて手に入れた成果は、自分の中に残り、いつまでも消えません。そしてその時に感じる楽しさや充実感は、特別なものです。中学生になった皆さんには、こうしたレベルの高い楽しさや充実感を味わってもらいたいと思います。そのためにも、一日一日を大切にして、努力を惜しまずに自分の目標の実現に向けて頑張ってください。 次に皆さんに期待することは、自分が困ったときには、人に助けてもらえる人になってほしいということです。 西中の上級生は、まじめで礼儀正しく、親切な人がたくさんいます。相手を思いやる気持ちを持っていて、困っている人がいれば黙って見ていられずに手助けをすることが自然にできます。きっと皆さんも、先輩たちと同じように優しい人間になっていくと思います。ですので、皆さんには、人に対して優しいだけでなく、自分にも優しい人間になってほしいのです。 しかし、自分に優しく自分を大切にするということは、意外とむつかしいことです。自分を大切にするためには、遠慮せず人に助けを求めなければなりません。皆さんは、人に助けを求めることができますか?一人で悩み、苦労を自分だけで抱え込んで苦しい思いをしてはいませんか。 人は何かに真剣に取り組んでいくときには、必ずと言ってよいほど困難に突き当たります。困難を乗り越えようと努力することは、成長のために大事なことです。しかし、どんな人にも強みと弱みがあります。限界もあります。どんなに頑張ってもどうしようもない時もあります。そんな時は、迷わずに人に助けてもらうことが大事です。 歴史に名を残している「偉人」といわれるような人たちや、ノーベル賞を受賞するような人たちは、素晴らしい能力も持っていますが、同時に弱点も持っています。それでも偉業を成し遂げたり、成功を収めたりできるのは、自分の弱点が何かをわかっており、その弱点を補うために助けてもらう方法を知っているからです。決して一人の力だけで全てを成し遂げたわけではありません。 人に助けてもらうことは、成功するために必要なことなのです。皆さんも、これからの中学校生活の中で、困ったことや自分では解決できないことに直面することがあるでしょう。また、失敗や過ちをしてしまうこともあるかもしれません。そんなときには、自分一人で悩まずに、先生や友達、家族の人に正直に相談してください。恥ずかしいとか、迷惑をかけるとかかっこ悪いなどと思ってはいけません。「自分は困っています」「力を貸してください」「相談に乗ってください」と言える強い人間になって、夢や目標を実現していってください。 入学式の準備
4月4日(月)
天気も良く、春らしい陽気になりました。今日は、新3年生で旧クラスの委員や部活動生徒が入学式の準備をしてくれました。 校舎内の清掃や、体育館での式場の用意がスムーズに行われました。 |
|