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「エビデンスベースの学校改革」研修プログラム3(第6回講義・第7回講義)
1 日時
令和4年8月19日(金曜日) 13時15分〜17時 2 場所 大阪教育大学 天王寺キャンパス 西館2階(講義室E・F) 3 ねらい 学校現場が抱える課題に対応可能な学校組織の構築を支援するため、最新の研究知見・先進事例を紹介し、それらを参考とした既存の取り組みの強化と具体的な行動計画作成、学校改革推進に役立つデータ分析等について講義・演習を行う。 4 内容 第6回《講義》「学校改革を促進する教職員間のコミュニケーション」 〈講師〉大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 庭山 和貴 准教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 森田 英嗣 教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 木原 俊行 教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 長谷川 和弘 特任教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 岡田 和子 特任教授 最初にワークシートを用いながら1学期を振り返り、目標の実現に向けて実行できたことや課題(困ったことや悩みなど)を個人で考え、今回は学校ごとの班になって協議しました。その後、職員への共通理解に課題を感じているといった悩み、目標の再設定や内容の検討が望まれるといった意見、週目標や月目標を委員会で成果発表するなど日々の活動の中に盛り込むことで一定の成果が見られたといった事例などを全体で共有することができました。2学期以降、学校全体(もしくは学年・教科・校務分掌等)に広めていきたい取り組み(実践)の検討についても同様に個人で考え、班や全体に意見を共有しました。その後、「学校全体・他の教員への広め方」について庭山先生より講義があり、限られた人的資源や時間・予算の中でそれらの使い方を変えるという意識が大切で、その指針としてデータやエビデンス、ヘキサゴンツールの活用について学びました。また適切な目標設定や客観的なデータの活用方法、子どもたちの様子から達成感を得るなどの工夫についても提言されました。学校全体への広め方(学校全体の取り組み)の実践紹介として、連合教職大学院で学ばれた2校の先生方の取り組みについて全体で共有することができました。 第7回《講義》「データに基づくPDCAサイクル」 〈講師〉大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 庭山 和貴 准教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 森田 英嗣 教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 木原 俊行 教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 長谷川 和弘 特任教授 大阪教育大学 高度教職開発系 連合教職実践研究科 岡田 和子 特任教授 学校全体の動きにしていくためには、既存の取り組みを活かしながらデータに基づく意思決定ができるようにデータを準備しておくことや、細かくPDCAサイクルを回し、進捗を確かめ、会議や打ち合わせ等で共有し、課題を「見える化」することが大切であると提言されました。その際のデータ活用として、行動観察データや生活指導アプリなども紹介もされました。またデータが持つべき機能としてアセスメント、スクリーニング、プログレス・モニタリング事例についてもご教示されました。 《実践報告1》や《実践報告2》ではPBSの内容をわかりやすく伝えることや学年ごとのマトリクスを生徒主体で作成すること、またはGB(Good behavior)バッジやがんばりカードなどの成果を「見える化」することにより学校全体の働きとして実践できた好事例を紹介して頂きました。これらを踏まえ再度グループ討議で課題を共有しながら解決策を協議しました。 ICT活用研修 プログラミング「ビスケット」・令和4年7月28日(木曜日) 9時から12時 ・令和4年8月9日(火曜日) 14時から17時 2 場所 ・大阪市教育センター 講義室(集合) 3 ねらい ・教育情報利用パソコン(教職員用)を使用してプログラミングアプリ「ビスケット」の基本的な操作や仕組みについて学び、授業での活用方法を考えたり、自校のプログラミング教育について振り返ったりする活動を通して指導力の向上を図る。 4 内容 ≪実技研修≫ ビスケットの基本的操作と活用について <講師>小池 香苗 ・ビスケットを用いて、絵を描いたり、算数科や社会科で活用できるゲームを作成したりする実技研修を行いました。 5 受講生からの声 ・ビスケットはこれまでに少しだけ触ったことがありましたが、今回の研修では知らなかったことをたくさん教えていただき、目から鱗の連続でした。一つ一つていねいに教えていただいたおかげで、実際の教育活動についても見通しを持つことができました。ICTには不慣れで不安もありましたが、楽しく学ばせていただきました。 ・ビスケットは子どもたちも楽しく学習できると思いました。プログラミング教育の導入に最適だと思いました。研修がとてもわかりやすく、ICTが苦手な私でもすぐに理解することができました。実践に生かしていきたいと思います。 ・ビスケットについて何も知らなかったのですが、研修を受けることで使い方はもとより、ビスケットの楽しさまで学ぶことができました。 ICT活用研修 情報モラル教育研修・令和4年7月28日(木曜日)14時から17時 ・令和4年8月9日(火曜日)9時から12時 ・令和4年8月17日(水曜日)9時から12時 2 場所 ・大阪市教育センター ALルーム・研修室3(集合) 3 ねらい ・情報モラル教育を実施するにあたってのポイントについて学び、グループワークを通して情報モラル教育の授業の展開について学ぶ。 4 内容 ≪実技研修≫「情報モラル教育を実施するにあたって」 <講師>指導主事 藪岡 茂樹、指導教諭 児玉 紘、主務教諭 小池 香苗 ・大阪市の児童生徒の情報モラルに関する実態や情報モラル教育についての説明を行いました。その後、各グループで情報モラル教育の指導案を考えて協議し、全体で共有しました。 5 受講生からの声 ・情報モラル教育で何を教えればよいのかわからなかったが、この研修会で多くのことが理解できた。教職員、児童生徒に情報モラルの大切さを広めていきたい。 ・グループで指導案について協議し、たくさんのアイディアを出し合うことでとても勉強になりました。また、情報モラルを各教科で行うことをあまり考えていなかったので、その点についても話し合えてよかったです。 ・実際の授業をグループで構築するということで、即時の実践に繋げることができる内容でよかった。また、情報モラル教育事例集についても教えていただき、今後の参考になると感じています。ありがとうございました。 ICT活用研修 SKYMENU ICT活用研修・令和4年7月22日(金曜日)14時から17時 ・令和4年7月29日(金曜日)9時から12時 2 場所 ・大阪市教育センター 研修室5・研修室6・講義室・ALルーム(集合) 3 ねらい ・教育情報利用パソコン(教職員用)を使用して、SKYMENU Cloudで児童の学習の様子を把握したり、学習課題の配付や回収をしたりするなどの活動を通して、授業での活用について習得する。 4 内容 ≪実技研修≫「SKYMENU Cloudの授業での活用について」 <講師>指導主事 藪岡 茂樹、指導主事 荒木 聖 ・SKYMENU Cloudを活用した授業展開について実技を通して学習し、小グループで2学期からの活用アイデアを話し合いました。 5 受講生からの声 ・学年ごとのグループで協議や実習が活発にできて、とてもよかったです。実際に使える事例についても教えていただき、2学期から実践していけるように準備したいなと思います。 ・知らなかった機能について詳しく知ることができ、勉強になりました。 ・他校の先生方から、授業での活用のアイデアを聞かせてもらえて、本当に来てよかったと思いました。 ICT活用研修 プログラミング「スクラッチ」・令和4年7月27日(水曜日)14時から17時 ・令和4年8月2日(火曜日)9時から12時 ・令和4年8月8日(月曜日)14時から17時 2 場所 ・大阪市教育センター 講義室(集合) 3 ねらい 教育情報利用パソコン(教職員用)を使用して、5年生算数「正多角形の作図」で活用できるプログラミングアプリ「スクラッチ」の基本的な操作について学び、簡単なゲーム作りや、発表資料作りの活動を通して、授業での活用について考える。 4 内容 ≪実技研修≫「スクラッチの授業での活用について」 <講師>指導主事 藪岡 茂樹、指導教諭 児玉 紘 ・スクラッチを活用した正多角形の作図、発表資料作り、簡単なゲーム作りの実技研修を行いました。 5 受講生からの声 ・プログラミングの基本的なことから教えていただき、たいへん勉強になりました。 ・プログラミングの研修は初めての参加でしたが、子どもの気持ちになりきってプログラミングを行うことができたのでとても楽しい研修でした。学んだことを2学期に実際に行っていきたいと思います。 ・スクラッチでできることがいろいろあることがわかりました。今日の研修の学びを生かして授業づくりをしていきたいと思います。 |
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