卒業証書授与式☆式辞
式 辞
温かな日差しに誘われ、あちらこちらに木々の新芽が姿を現し始めました。このような佳き日に、第七十六回卒業証書授与式を挙行致しました所、ご来賓の皆さまには、公私何かとご多用の中、ご臨席を賜りましたこと、高い所からではございますが、心より厚くお礼申しあげます。 ただ今、76期生、137名に卒業証書を授与いたしました。保護者の皆さまには、成長されたお子様の姿に感慨もひとしおの事と存じます。心よりお喜び申しあげます。 さて、卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは、中学校三年間の課程を無事に終え、歴史と伝統ある加美中学校を巣立ちます。四月からは一人ひとりが、それぞれの進路を歩み始めますが、長い人生の中で、中学校での進路選択は一つの岐路にすぎないことを知らなければなりません。 これまで、皆さんは多くの人に守られて生きてきました。しかし、義務教育を終えたこれからは、自分の頭で考え、自分自身に責任を持って生きていかなければなりません。高等学校に進んでも、加美中学校で学んだ「主体的に学ぶ姿勢」を持ち続け、自分で考え、自分で判断し、自ら表現していく力を更に高めてほしいと思います。 さて、昨年十一月に開催されたFIFAワールドカップカタール大会での日本代表の活躍は、皆さんの記憶にも新しいところではないかと思います。目標にしていたベスト8進出を果たすことはできませんでしたが、ワールドカップ優勝経験国のドイツやスペインを破り、世界を驚かせる活躍で確かな評価を得ました。この活躍の背景には、ワールドカップ過去六大会における多くの敗戦を教訓として生かしていたことは言うまでもありません。今大会の活躍は、敗戦から学んだたくさんの経験を正しく引継ぎ、常に高い目標をもって知恵を絞った結果が新たな困難を乗り切る「対応力」を生むことに繋がっていきました。このことはサッカーというスポーツだけではなく、多くのことに当てはまることです。 まさに今、求められている人材とは、時代の変化に対応できる人物です。これからの人生、何事にも果敢にチャレンジし、成功からだけではなく、失敗からも多くを学び、努力を惜しまずに学び続けることがとても大切になります。 大人になるということは、悩みや苦しみに立ち向かいながら、勇気を持って進んでいくことです。社会の厳しさや自分の弱さを知り、迷い悩みながらも人生を切り拓き、チャレンジャーであり続けることを願ってやみません。 加美中学校の卒業生であるという自覚と誇りを持ち、努力を重ね、心豊かな人生を歩んでください。皆さんの前途が洋々たるものであり、将来の幸大からんことを祈念し、私の式辞と致します。 令和五年三月十四日 大阪市立加美中学校長 谷塚高雅 卒業証書授与式☆終了後
在校生と保護者、教職員がつくる花道を卒業生が通って退場していきました☆
76期生の皆さん、自分を信じ夢に向かって大きく羽ばたいてください。教職員一同、応援しています♪ 卒業証書授与式☆卒業証書授与式☆最後の学活今日は、一人ひとりにとって素晴らしい思い出となりますように♪ 第76回卒業証書授与式☆開式前
生徒会執行部が、登校してきた3年生に胸花を持ってお出迎えをしています♪
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