1年生

午後、1年生が球技大会を行いました。
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第49回卒業証書授与式

本日、大阪市立喜連中学校第49回卒業証書授与式が行われました。
昨日まで雨が降っていましたが、本日は見事な快晴となり、卒業生の門出をお祝いしてくれているようでした。新型コロナウイルスに始まったこの3年間、卒業生にとっては本当に様々な出来事があったことでしょう。

校長先生からの式辞にはそんな卒業生のみなさんへの思いがたくさん詰まったおことばです。校長先生の式辞をご紹介します。

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ただいま、第四十九期生、185名の生徒に、卒業証書を授与いたしました。
人の一生には、木に年輪があるように、また、竹に節(ふし)があるように、幾つかの節目があります。過ぎ去った中学校三年間を静かに振り返り、これからの出発に、思いと覚悟を新たにする。これが本日の卒業式の意義であります。
卒業生の皆さん、皆さんは、この3年間、新型コロナウイルス感染症拡大のため、授業・学校行事・部活動等を制限されるなど、辛い時期がありましたが、皆さんで協力し、助け合うことで、見事に乗り越え、今日まで真面目に学校生活を送ってくれました。先生は君たちのことをとても誇りに思います。
「三年間、本当に、よく頑張りました!」心から褒めたいと思います。
さて、卒業生の皆さんは、これからも、激動する社会の中で、迷いながら自分の進む道を、探していかなければなりません。
そこで、卒業にあたり、皆さんに「二つ」お話をしたいと思います。
一つは、「新しい道に進む扉は、自分で内側から開けるしかない。誰も外から開けてはくれない」ということです。これからの人生の中で、皆さんは、様々な困難に直面することもあるでしょう。その時、大切なことは何か。それは「困難に直面した時、最初からできない理由を探してはいけない」ということです。
夢を追うと、必ず一度は大きな挫折を味わうものです。その時、人はあきらめる口実を探し始めてしまいます。そんな時、喜連中学校で学んだことを思い出し、続ける理由を探し出してください。
皆さんの目の前に立ちはだかる大きな壁は、実は大きな扉なのかもしれないのです。努力した人が成功するとは限らないかもしれません。しかし、成功した人は必ず努力しているのも事実です。運命は努力した人にだけ、偶然という橋をかけてくれるのです。
「未来はいくつかの名前を持っている。弱い者には「不可能」、臆病な者には「未知」、勇気あるものには「理想」という名前である」という言葉があります。失敗は終わりではありません。あきらめてしまった時に、本当の失敗となるのです。ダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか磨かけないように、皆さんを磨き、輝かせるのは、皆さんしかいないのです。
もう一つは「人とのつながりを大切にしてほしい」ということです。
作家の司馬遼太郎は「人生とは出会いであり、出会いの招待は二度と繰り返されることはない」と言っています。皆さんがこの時代に生まれてきたのは、皆さんにしかできない、何かがあるからです。人は無駄にこの世に生まれてくるのではありません。幸せになるために生まれてきたのです。
そして本当の幸せは「人とのつながり」の中に訪れるのです。皆さんの才能をぐんぐん伸ばしてくれる人がいます。真剣に叱ってくれる人がいます。しかし、逆に皆さんの才能を押しつぶす人がいます。過保護に守るばかりの人がいます。人間は自分の気に入ることばかりに囲まれていては自分のためにはなりません。どの人が、どの言葉が、自分を本当に幸せにするものなのかを見分ける力をつけてください。
また、皆さんは、自分の知らないところで、多くの人に許されて生きているのです。だから、皆さんも人を許せる人になってください。人を許すということは、自分の「心の扉」を一つ開けるということです。人とのつながりもこの「許し」から始まるものなのです。
この広い世界には、皆さんより恵まれている人がたくさんいます。しかし、皆さんより恵まれていない人もたくさんいます。この事実のどちらに目を向けることができるかで、皆さんの生き方が変わります。
「忘れ去られようとしている者たち」にも、目を向けることのできる人になってください。そうすれば本当の世界が見えてくるものです。
次に在校生の皆さん、「一生懸命、真面目に頑張っている生徒が、正しく評価され、決して損をしない」このことが、本校を卒業していく先輩方の期待に応える事であると自覚して、これからの学校生活にしっかり取り組んでください。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、本当に、おめでとうございます。これまでのご苦労に敬意を表しますとともに、心からお祝い申しあげます。子どもたちはこれから親元を離れ、巣立ちの季節を迎えます。手を離しても目を離すことなく、目を離しても心を離すことなく、いつまでも深い愛情で見守ってあげてください。
では、卒業生の皆さん、
“Try not to become a man of success but rather to become a man of value. ”
「成功者になろうとするのではなく、価値のある人になろうとしなさい」
二十世紀を代表する物理学者である、アルベルト・アインシュタインの言葉を贈り、卒業生への式辞といたします。


令和五年三月十四日 大阪市立喜連中学校 校長 井戸本 崇志


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第49回卒業証書授与式

5組退場
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第49回卒業証書授与式

3組退場
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第49回卒業証書授与式

4組退場
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