校長先生から
目標に向かうためのプロセスを考え、
自分が納得できる結果が出るよう
頑張っていきましょうというお話でした。
生徒会より
いじめ撲滅宣言のスローガン
『相談しやすくするために、周りをよく見て、相手の気持ちを尊重しよう!』に
決定しました。
【校長講話「プロセスと結果」】
これまでの人生を振り返った時、皆さんは多かれ少なかれ「悲しい、つらい、苦しい」経験をしたのではないでしょうか。
勉強や部活をがんばっているけど、結果に表れてこない。
友達や家族に自分の気持ちが分かってもらえず、人間関係がうまくいかない。
この「つらい、苦しい」という経験は、人間として成長する時に避けて通れないプロセスと言えるのではないでしょうか。
ここで、「プロセス」と「結果」について考えたいと思います。
プロセス(process)を辞書で調べると「過程、手順」と書かれています。
つまり、プロセスとは物事を前に進めるための手順であり過程なのです。
イチロー選手は「結果」と「プロセス」に関して次のように言っています。
「結果」は野球を続けるために必要なもの。
「プロセス」は人間を作る上で必要なもの。
イチロー選手の言葉から、私なりに次のように理解しました。
「目標に向けて前に進もうとするときに直面する、つらい、苦しい経験は、人間として成長する時に避けては通れないプロセスである」
もし、みなさんが、「つらい、苦しい」と思っていることがあったら、その「結果」と「目標」、「プロセス」は何だったかを考えてほしいと思います。
目標を実現できなかった、思い通りに進まなかったときには、「自分って駄目だなぁ」と自己否定、自己嫌悪に陥る前に、そこに至るプロセスはどうだったか考えてみてください。
ひょっとしたら、プロセスに対して目標が高すぎたのかもしれません。
プロセスがしっかりと考えられていて、自分が納得できるだけの努力を行ったのなら、そのこと自体、とても立派なことです。
結果が伴わなかったのは、自分が想定(期待)していた時間感覚にズレがあったのかもしれません。
自分で考えた時間軸をもう少し伸ばして、諦めてしまわずチャレンジを続けてみてはどうでしょうか。
今後、みなさんが「つらい、苦しい」ことに直面した時には、成長するチャンスとポジティブに受け止めて、「プロセス」と「結果」を振り返り、どう変わるか、どう行動するか考えてほしいと思います。
先生たちもみなさんを全力でサポートします。