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大阪市立自然史博物館連携研修1・令和5年6月9日(金)15時30分から17時 2 場所 ・大阪市立自然史博物館 3 ねらい ・大阪市立自然史博物館との連携を通して、本市教諭の自然に関する見識を高め、理科学習の指導に関する技能を習得する。 4 内容 ≪実技研修(集合研修)≫ ・「石ころから分かる大阪の地質・生い立ち」 <講師>中条 武司 今回の研修では、川の石ころを用いて、岩石の種類や生い立ちについて、大阪市立自然史博物館の学芸員から講話をいただきました。 講話の後、川から採集した石ころを用いて岩石の種類を特徴ごとに分類し、その根拠について話し合いました。 石の特徴の違いについて、議論が活発に行われました。 5 受講者からの声 ・石の判別は実際のものを見ての実技だったため、大変有意義であった。 ・その石の違いがどのような過程でそうなり、また、大阪のそれぞれの場所にはどのような成り立ちからその様な石が存在するのか知的好奇心をかき立てられる研修であった。 ・今回の研修のような体験型授業を実施できるように考えていきます。 第2回「エビデンスベースの学校改革」研修プログラム令和5年5月27日(土) 13時15分〜17時 2 場所 大阪教育大学 天王寺キャンパス 西館2階(講義室D) 3 ねらい 大阪市の学校現場が抱える課題に対応可能な学校組織の構築を支援するため、最新の研究知見・先進事例を紹介し、それらを参考とした既存の取り組みの強化と具体的な行動計画作成、学校改革推進に役立つデータ分析等について講義・演習を行う。 4 内容 初めに、前回の研修後に提出された質問への回答と、受講生が本研修に期待することを共有しました。研修への期待の高さがうかがえる内容でした。 《講義》「エビデンスに基づく教育実践:学習面」 (講師)大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 野田 航 応用行動分析学をもとにした、効果的な学習指導についてお話がありました。子どもたちが学習に取り組んでいないとき、その要因が「わからないのか」「できないのか」「したくないのか」が組み合わさっていることもあることを学びました。さらに、知識の獲得ができていたとしても、流暢性が低い場合、難しい問題を解くことは厳しいという研究結果が示され、流暢性が高まる学習活動についても演習を行いました。 《講義》「学校改革のためのデータ収集・分析方法」 〈講師〉大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 庭山 和貴 エビデンスとの付き合い方は、効果が実証された指導方法を取り入れてみるだけでなく、実際の教育現場でデータを取り、データに基づいた指導の改善を行うことが重要だという説明がありました。データを取るツールとして、生徒指導アプリ(ORDアプリ)や学校肯定感尺度(アンケート)などの紹介があり、データを蓄積していくことで、指導改善を図ることが可能になるということでした。実際にアプリを起動し、実演も行われました。 《演習》「学校改革案作成の具体的方法」 〈講師〉 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 特任教授 岡田 和子 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 教授 森田 英嗣 ここまでの研修を受けて、在籍する学校の課題、目標、共有の仕方、評価するためのデータの収集方法などを順序立てて整理し、実施していきたい取組を各自で考えました。その後、4〜5人のグループを作り、交流を行いました。グループ内には教職大学院生と大阪市の教員がうまく入るように工夫されており、活発な意見交換が行われました。 5 受講について 「エビデンスベースの学校改革」研修プログラムは、平成30年度に7校のモデル校で実践を開始しました。今年度はモデル校7校、フォローアップ校(過去のモデル校)6校で実践を進めています。取組内容を広めるため、本HPで概要をお知らせするとともに、今年度も「エビデンスベースの学校改革プレ研修」の開講を予定しています。 第1回「エビデンスベースの学校改革」研修プログラム令和5年5月20日(土) 13時15分〜17時 2 場所 大阪教育大学 天王寺キャンパス 西館2階(講義室D) 3 ねらい 大阪市の学校現場が抱える課題に対応可能な学校組織の構築を支援するため、最新の研究・知見・先進事例を紹介し、それらを参考とした既存の取組の強化と具体的な行動計画作成、学校改革推進に役立つデータ分析等について講義・演習を行う。 4 内容 本研修は、大阪教育大学連合教職大学院の授業(全6回)を院生と一緒に受講し、最終課題として、先行研究のエビデンスを踏まえて、各校が抱える課題の解決を図るための取組案を作成するというものです。今回は4人の先生方より講義とお話がありました。 (講師) 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 教授 森田英嗣 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 庭山和貴 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 准教授 野田 航 大阪教育大学大学院 連合教職実践研究科 特任教授 岡田和子 〔0.オリエンテーション〕 シラバスを見ながら授業の到達目標や授業の概要、授業計画などについ て確認を行いました。 〔1.本講義の開講意図について〕 「個別的な経験や直感」も大切にしつつ、「科学的知見」に基づいた学 校実践を普及させ、EBE(エビデンスに基づく教育)を具現化することを 期待したいというお話がありました。 〔2.“エビデンス”とは何か。なぜ必要か。〕 エビデンスとは何か、またエビデンスのレベルについて学習しました。 エビデンスに基づく指導法をそのまま取り入れるのではなく、EBEに必 要な3つの要素(「エビデンス」「教員の専門性・子どもの実態」 「子どもの価値観・得意なこと・好きなこと」)について見極め、調整 することが必要だということが強調されました。さらに、新しい実践を 組織的に導入する際に検討すべき事項について6つのカテゴリー (Hexagon Tool)が紹介されました。 〔3.エビデンスに基づく教育実践:行動面〕 行動面に関するエビデンスに基づく実践として、学校規模ポジティブ 行動支援(SWPBS)が紹介されました。学校規模での問題行動の 減少や学力の向上、教員のバーンアウトの減少などについての効果が 実証されており、欧米だけではなく国内でも取組が広がっているという ことでした。その後、ポジティブ行動支援の基本についてのお話が ありました。 5 受講について 「エビデンスベースの学校改革」研修プログラムは、平成30年度に7校のモデル校で実践を開始しました。今年度はモデル校7校、フォローアップ校(過去のモデル校)6校で実践を進めています。取組内容を広めるため、本HPで概要をお知らせするとともに、今年度も「エビデンスベースの学校改革プレ研修」の開講を予定しています。 6月2日(金)開催予定の研修について
※研修延期のお知らせです。
大阪市危機管理室より現在大雨(浸水害)警報及び洪水警報が発表され、今後も継続の見通しであるとのことです。 今後警戒レベルが上がることも想定されることから、各校園におかれましては、幼児・児童・生徒の安全を最優先に、本日は校時を繰り上げて、下校準備ができ次第、下校(降園)措置を行っていただいているところです。 つきましては、大阪市教育センター主催研修について延期いたします。 延期となった研修の日程については、後日改めて連絡します。 |
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