6年自然体験教室「日程変更のお知らせ」
台風2号の影響により、2日大阪府立青少年海洋センターのあります淡輪付近に大雨または暴風警報の出る可能性があります。急な連絡で申し訳ありませんが、7月4日に変更します。
天下茶屋小学校 校長 清原良一 「はてな?」の気持ちを持って学習してほしい!
今から10年後には、世の中にある職業の内、半分以上が他の職種に代わっているのではないかと言われている。つまり、 AI やロボットによる機械化が進んだり、ネット上でやりとりされる仕事がどんどん増えていく。
それはもうすでに始まっている。例えば「ユーチューバー」や「 e −スポーツ選手」などといった職業。しかし、どんなに機械化されても、結局は人間の能力によって社会は回っていく。「ユーチューバー」や「 e −スポーツ選手」も人間が操作しなければ、ただの液晶画面にすぎない。そこには、やはり独創的な創造力でユーチューブに投稿したり、人並外れた高度なテクニックでコントローラーを操作しなければ職業にはならない。 10年後といえば、高学年は20代半ばになって、社会の最前線で活躍している頃だろう。その時に必要な力は、知識に加えて、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力、と言われている。いま日本では、国を挙げて子どもたち にこれらの力を つ けようとしている。来年から教科書も変わる。まず、思考力とは、自分で考え出す力。授業中黒板を写すだけになっていないか。それはロボットでもできる。なぜそうなるのか理由を考えて、この時間中に覚えてしまおう、という気持ちで受けてみてはどうか。 次に判断力。よいか悪いか、人が嫌な思いをしていないか、今やっていることは合理的なのか、そういった判断をする力。人に嫌われていたのではどんな仕事もうまくいかない。 さらに、表現力。文字や言葉で相手に伝えるということだが、それだけでなく、絵や作品、音楽、ダンスやス ポーツのように体を使った表現など、様々な方法で人にアピールしたり説明する力。 そして、学びに向かう力。なぜこうなるんだろう?これは何なんだ?どうすれば解決できるんだ?という向学心。 こういった、ロボットにはできない思考力・判断力・表現力・学びに向かう力などを身に付けるために毎日勉強してもらっている。STEAM教育を推進しているのは、目的はそこにあります。 「はてな?」の気持ちをもって毎日勉強してほしい。 努力のできる「褒め言葉」をかけましょう!
興味深い研究があります。スタンフォード大学の研究ですが、思春期初期の子どもたち数百人を対象に、知能検査を10問やらせ、ほとんどの生徒がまずまずの成績をとった後に、次のような褒め言葉をかけました。
Aグループには「よくできた。頭がいいのね」能力を褒める Bグループには「よくできた。頑張ったね」 努力を褒める その後、新しい問題を見せ、新しい問題に挑戦するか、同じ問題をもう一度解くのかのどちらかを選ばせるという実験を行いました。 Aグループ「新しい問題を避け、同じ問題を解こうとする傾向が強くなった」 Bグループ「多くの生徒が新しい問題にチャレンジする方を選んだ」 さらに、なかなか解けない難問をだした。 Aグループ「フラストレーションを感じる生徒が多くなり、楽しくない生徒が増えた」 Bグループ「難しい問題のほうがおもしろいと答える生徒が多かった」 これらの研究から、努力した過程を褒めると、子どもたちは努力することに喜びを感じるようになり積極的に難しいことに挑戦できるようになると結論付けています。 点数などの結果として表れやすい「能力」と違い「努力」は成果として表れにくいこともあります。そのため子どもたち一人ひとりの努力の過程をしっかりと見取る必要があります。手間のかかる褒め方ですが、努力を喜びと感じることができる力は人生で一生ものの財産です。子どもたちがそんな財産をたくさん貯えられる「褒め言葉」をご家庭でも考えていただけたらと思います。 学習園
雨が降り、気温が高いのでよく育ちます。
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