「力よりも心」
イスラエルがガザに侵攻して約4か月が過ぎました。未だロシアのウクライナ侵攻と同じく終わりの見えない紛争が続いています。ガザ地区では多くの子どもたちが犠牲になっています。和平はできないのでしょうか?関係国のリーダーたちに言いたい。
「力の論理という通り、力を持つことは確かに必要かもしれません。国にせよ、個人にせよ、物事を成すために力が必要なのかもしれません。しかし力を持つことで、国も個人も力に勝る者により劣る者が排除されたり、貶められたりしてしまう。力の論理が世界や社会をどれだけ害しているのでしょうか。いさかいや不和が尽きないのは、力の論理だけで物事を動かそうとするからです。力の論理よりも、心に訴える道理が行き届いているかが大切なのではないでしょうか。力の犠牲になるのは、いつも罪のない国民であり、子どもたちなのです。」 春よ来い!
梅はすでに咲いています。明日からの3連休は気温が上がる予想です。桜の開花は大阪は3月25日で平年並みだそうですが、早まるかもしれません。ただ花粉症も早く来るかもしれません?
「武道の精神」から学ぶ。
最近のスポーツを見ていると、どの選手も勝てば相手に向かってガッツポーズをする光景をよく目にします。人間誰しもうれしいことがあれば表情や仕草で喜びを表したくなるのは自然かもしれません。
過去に日本で、プレミア12という野球の世界大会がありました。外国の選手がセンターを超えるヒット、誰しもが2ベースと思った瞬間、センターに守っていた選手がクッションボールを利用して、矢のような送球で2塁上でアウトでした。当然、日本のファンは大喜び、その選手もガッツポーズ。しかしアウトになった外国の選手は最初悔しそうな顔をしましたが、すぐにセンターに守っていた日本の選手に拍手をしていました。 また日本でラグビーのワールドカップが開催されたことがありました。日本は検討して、ベスト8に入りました。しかし日本の活躍だけが注目されたわけではありませんでした。試合後のノーサイドの精神です。試合が終わった後は、敵も味方もなくお互いをたたえ合う。これが人々の心を打ち、あれだけの盛り上がりになったのです。 相撲の世界でもありました。最近は外国人力士が増え、日本人力士が優勝する場所が少なくなりましたが、貴景勝という力士が優勝した時、若干21歳の若さということだけで脚光を浴びたのではなく、親方から教えられてきた、勝ってもその喜びを表面に表さない姿勢が脚光をあびたのです。 相撲でも柔道でも、本来は相手の人格を尊重して心豊かな人間を育成するために礼節を重んじてきました。自分自身を鍛錬するためのものが、今や競技スポーツとなって性格が変わってきたのではないでしょうか。精一杯戦って敗れた相手への無礼を許さない「武道の精神」を、今一度見つめ直すことが必要ではないかと思います。 「高名の木登り」油断大敵
全校朝会で子どもたちには、お話させて頂きましたが、4日は立春。そして3日は節分。「節分」とは立春、立夏、立秋、立冬の前日の ことです。特に江戸時代以降は、立春の前日を指して言います。豆まきをして巻きず しは食べるのが習慣になったかもしれません。
豆まきは 邪気を追い払うための儀式。邪気とは「悪いこと。病気」などの意味があります。巻きずしは、「恵方」を向いて食べると幸せがやってくるといいます。「恵方」とは歳神様がいる方向です。季節の変わり目は病気になりやすいということで、このような行事が始まったようです。 いよいよ春の到来です。吉田兼好の随筆、徒然草「高名の木登り」を知っていますか。 名高い(有名な)木登り名人と言われる男がいました。名人が、人に指図して高い木に登らせ、梢を切らせていた時のことです。名人は、木に登っている人が高所で作業をして、危険に見えた時には一切声をかけることをしないで、作業を終えて木から降りる寸前、わずか2mぐらいの高さになった時に初めて、「気をつけて降りなさい」と声をかけました。様子を見ていた兼好法師は「このぐらいの高さであれば飛び降りることもできるでしょうに、どうしてそのようなことを言ったのですか」と尋ねました。名人曰く「そのことでございます。目の回るような高さで、枝が細く危ないうちは、 上っている人は自分で気を付けているから何も言いません。ミスや失敗というものは、いつも危なくないところで起こるものです。」と答えました。 最後にインフルエンザが大流行しています。ここにきてインフルエンザにかかっては元も子もありません、油断大敵。手洗い・うがい、睡眠・食事等体調に気を付けて、万全の態勢で臨みましょう。 大谷グローブを使いました
大リーガーの大谷選手から送っていただいたグローブを使って野球をしました。
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