学校長式辞菫中学校 校長として最後のお話をさせていただきます。最初に今、とても辛い思い、厳しい状況に置かれているみなさんにお伝えしたいことがあります。ぜひ人生経験の豊かな大人に相談する勇気を持ってください。相談先についてはこれまでもプリントの配布や、本校のホームページでも紹介させていただいてきましたが、本日、改めて、本校ホームページで相談先を紹介させていただきますので確認してみてください。もちろん本校の教職員に相談していただければ幸いです。 それでは、これまで私がみなさんにお伝えしてきたお話の中で、 みなさんに今後も意識し続けてほしいことをお話します。 明日から春休みを迎えるみなさんにとってこれからも自己肯定感を高めていただくためのお話です。それでは、みなさんにしばらく動画を見ていただきますので静かにご覧ください。 静かにご覧いただきありがとうございました。「運命に負けないで」ということばがありましたが、「運命(うんめい)」とは、運ぶ命と書いて、私たちの意識や行動、習慣を変えることで大きな変化を生むことができます。一方「宿命(しゅくめい)」ということばがありますが、これは、宿る命、又は宿題の宿と命と書いて「宿命(しゅくめい)」と読みます。「宿命」とは生まれ変わることがない限り、自分の力では変えることが極めて難しいものです。 しかし、「運命」は、変えることができるのです。みなさんの今、置かれている状況が「運命」だとしたら「運命」をみなさんの望む方向に導くために意識を変えることで、みなさん自身を高めることができるでしょう。自己肯定感の高い人は。これからの人生において、成功する確率がたいへん高いのです。 菫中学校のみなさんは、中学校生活の中で身につけておくべき、非認知能力に優れています。非認知能力は将来社会の中で活躍するための最も大切な能力として取り上げられていますが、非認知能力の中でも、特に、重要とされている自制心は、規則を守り、思いやりにあふれ、安心・安全な学校生活を送る環境のもとで育まれます。 1・2 年生のみなさんはこの自制心の育成に望ましい環境をつくるために協力してくれています。本校にとって大切な文化・伝統を受け継いでくれている在校生のみなさんに感謝しています。みなさん一人ひとりが菫中学校のブランディングに協力しながら、菫ブランドを高めてくれています。ありがとうございます。 ここで、毎年卒業式の前日に卒業するみなさんに伝えてきました。「希望の大樹」のお話をさせていただきます。「なにくそ」(何糞)と思う心の肥やしが、「根性」という太い根を育て「ヤル気」という大樹がどんどん成長し、やがて伸びた枝葉には、「実力」という実が結びます。みなさんは、まさにこの「大樹」のようだと思います。最後に、みなさんに伝えておきたいことがあります。みなさんが学ばれていることは、激しい社会の変化の中で必要とされなくなることがあるかもしれません。しかし、みなさんにはその変化に対応し、どのようにすればよいのかを考え、行動する力があると、私は、信じています。自分を決して否定することなく、常に肯定的にとらえ、何事にも自信をもって、チャレンジしてください。菫中学校の生徒であることに誇りを持ち、地域に貢献する気持ちを大切にしてください。みなさんと出会えたことに心より感謝申しあげます。みなさんの健闘を祈るとともに、みなさんのすこやかで輝かしい未来を願い、修了式の式辞といたします。 令和6年 3 月22日 大阪市立菫中学校校長 箕 輪 正 秀 ●こちらをクリックしてください→クリック あいさつ運動2交差点では、校長先生もあいさつ運動に参加してくださいました。ありがとうございました。 あいさつ運動保健室からのメッセージ来年度も元気で会いましょう いつも温かく見守っていただき、ありがとうございました! 学年集会(1年生)この春休み、心身ともに休息を取りるとともに、しっかりと充電をし、2年生に繋げてください。後輩にいい姿を見せられるようにしましょう! |
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