ご参加いただきありがとうございました! |
なんでも相談会 part 2令和6年度 中学校美術科研修3・4・5年次(教科指導力向上)研修
1 日時
・令和6年7月24日(水曜日) 10時00分〜17時00分 2 場所 ・国立国際美術館 3 ねらい ・美術科教育の理論に係る事項について、講義と実践研究を通して理解し、美術科における実践的な指導方法の原理を習得する。 4 内容 《講義及び体験1》「スクールプログラム及びアートカードについて」 〈講師〉国立国際美術館 主任研究員 藤吉 祐子 ・美術館におけるスクールプログラムについて、生徒の実態に合わせて興味や関心を引き出す手立てとしてアートカードの可能性を探りながら、さまざまな活用方法を体験しました。 《体験2》「対話による鑑賞会について」 〈講師〉国立国際美術館 主任研究員 藤吉 祐子 大阪市立天王寺中学校 主務教諭 田窪 真樹 大阪市総合教育センター 指導主事 東影 美香 ・恒久設置作品7点と特別展示作品2点から各自で選定した作品について、ファシリテーターと鑑賞者に分かれて対話による鑑賞を行いました。対話の続け方や投げかける適切な「問い」について協議と体験を繰り返しながら実践を深めました。 《講義》「鑑賞教育充実のための手立てとは」 〈講師〉大阪市立天王寺中学校 主務教諭 田窪 真樹 ・昨年度参加された独立行政法人国立美術館主催「美術館を活用した鑑賞教育の充実のための指導者研修」で実際に取り組んだ課題において、どのような点に留意しながら解決策を検討したのかをお話しされました。また、美術館との連携や鑑賞の在り方について実践事例を交えながら示されました。 《体験3》「鑑賞活動の充実に向けて、自校での取組案の検討」 ・各校の実態も踏まえ、「鑑賞活動に求められること」について協議し、自身の課題の整理とその解決策について話し合いました。また美術館連携について、自校での取組の中で実現できることも共有し合うことができました。 5 受講者からの声 ・アートカードを使ったゲームや、実際の作品を見ながらのファシリテーションを通して、教える側としてもさまざまな視点があることがわかりました。 ・作品観賞に親しみを持ってもらえるように、また、ゲーム感覚で取り組むうちに観察力や比較力、想像力などの力を身に付けてもらえるように、アートカードを活用してみたいです。 ・鑑賞の授業は、自分の中で多少なりともできている気がしていたが、それは生徒にとってはただ知識を入れているだけで自分から深める、考える、感じるといったことをしているわけではないと改めてこの研修を通じて感じました。実際、自分が生徒役になって作品鑑賞し、さらにファシリテーターになって作品を鑑賞させる。実際やるからこそ見えてきた課題がいくつもありました。 ・教科書や学習者用端末で多くの作品を見ることはできるが、サイズ感などからくる迫力は中々実際に見ないと伝わらない。子ども達に足を運ぶ機会になるような取り組みは考えていきたいです。 |
|