図書室より
こんにちは。
はじめまして。 学校司書の門野です。 この春から、白鷺中学校図書館に、毎週、金曜日に来ています。 本の貸出はゴールデンウィーク開けに始まるのですが、今日も開館はしています。 そして、給食の時間に、少しお耳を貸していただけたらと思っています。 さて、みなさん春があっという間にすぎていきますね。 『絵で読む日本の古典3 枕草子・徒然草』(ポプラ社)という本があります。「枕草子」の書き出しの文章覚えていますか?「春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は夜月のころは…」 です。でもみなさん、春って言えば一番に思いつくのは花ではないですか?それは平安時代でもやはり同じだったみたいです。それを、あけぼの(夜明け方)に目をつけたところに清少納言のするどい感性がうかがえると『絵で読む日本の古典』で解説されています。 今年の大河ドラマの主人公の紫式部が日記に清少納言のことを知識をひけらかして嫌な感じの女だわ。って書いていたらしいと聞いた事があります。 それってちょっと、紫式部は清少納言に嫉妬してたのかなって思います。 そこで、紹介したいのは、寺地はるなの『どうしてわたしはあの子じゃないの』(双葉社)という本です。 実はこの本は私が半年ぐらい前に買って読まずにいた本です。この春、急に読みたくなりました。 誰かのことをいいなあと思ったり、うらやましく思ったりすることはありますよね。この物語の中学生の「三島天」もそうです。かわいくて裕福な「ミナ」や、とても顔がきれいな「藤生」に対して「どうしてわたしはあの子じゃないの」と思っているのです。実は、「ミナ」も「藤生」も… 大人になっても「どうしてわたしはあの子じゃないの」と思うことはあるのです。でも、少し上手に対応できるようにはなります。 それでも、天やミナや藤生の気持ちに共感して胸がキュッとなって泣きそうになります。 寺地はるなさんの本は何冊か図書館にあります。 今日は貸出できないのですが、ちょっと下見に来てみませんか? 部活動編成5月行事予定についてチューリップ咲いてます!3号館前の畑です! 学校にご来校の際は、是非ご覧ください^_^ 全国学力・学習状況調査最後まで真剣に粘り強く考える様子がうかがえました。 |