こんにちは。
学校司書の門野です。
みなさんは、数独またはナンプレというパズルを知っていますか?
9×9のマスに虫食いで数字がはいっています。空いているマスに1から9までの数字を入れます。縦9列、横9列、太線で囲まれた3×3のブロックのどれにも1から9までの数字が一つずつ入ります。全部をうめると完成です。
9×9の表がいつもきれいに完成する理由は分からなくてもただ頭の中が数字でいっぱいになるのが心地よいのです。
だからといって、私が数学が得意かというとそうでもないのです。
『理科と算数で検証したら、わかってしまった昔話の真実 1日本のお話編』(フレーベル館)という本があります。
例えば、かぐや姫ではかぐや姫が実際に入れる大きさの竹はあるのかをかぐや姫の身長から肩幅を計算し、検証していきます。計算式を見ていると、あり得るな、ハチクかマダケに絶対かぐや姫は入っていたなと納得してしまいます。
『数学はあなたの中にある』(河出書房新社)という本は、数学に対する印象を変えてくれる本です。
色は赤と黒だけのシンプルな線と形だけで構成されたイラストで人生について描かれていきます。そしてそのイラストは確かに数学なのです。数学がおしゃれに感じられるのです。「計算のはじまり」「図形のはじまり」「外接円のはじまり」と色々な章があります。最終章は、「複素数のはじまり」その章のまとめには、「もし数学が複雑だというなら、それは人が複雑にできているからこそ。」という言葉。しびれます。また、はじめから読み直したくなります。