全国学力・学習状況調査 6年 4月17日(木)

「ご家庭でも読書を」

「読書は賢い子がする」といったイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実際には逆です。「読書をすれば賢くなる」といった方がいいと思います。読書の最大のメリットは新しい言葉や知識、考え方と出会えるということです。本を読むことで知らない言葉と出会います。前後からたぶんこういうことだろうと推論することができます。また高学年になれば、なぜだろう?と調べるきっかけにもなります。遊びやスポーツを通して身体が様々な面で鍛えられるのと同様、本を読むことで脳や心が鍛えられるのです。では実際に読書が習慣づけられるとどのようなメリットがあるのでしょうか?誤回答が減りテストの点数が上がります。国語だけでなくなんと算数の点数も上がります。問題文を読まずになんとなく答えていたのが、読書が習慣づけられたことにより、文章を読むことに慣れたのです。また語彙が増加して人の話を聞けるようになります。子どもの成長には親や教師などの大人とのコミュニケーションが不可欠です。当然大人がわかりやすく噛み砕いて話すことは必要ですが、語彙の増加により、わからない部分は前後から推測する力がつき、人の話を聞ける子になると考えられます。想像力が伸びてトラブル回避の要因になるとも考えられています。ゲームやスマホだけのせいにするわけではありませんが、想像力の低い子はトラブルの原因になることが多いように感じます。

読書の効果

ある調査によると、小学生に童話を2分間読ませた後に記憶力テストをすると、結果が1〜2割よくなったという報告がありました。
また学生に「明日の予定を考える」「本を読む」「トランプゲームをする」などに取り組ませて、脳が働いている部分を調べたところ、驚くほど広範囲に脳を働かせているのは「本を読む」ときで、「明日の予定を考える」ではほとんど変化がなかったという報告もありました。本を読むと、前頭前野という脳の前部にあるところが強く活性化され、注意力が増し、情緒豊かになるそうです。痴呆症のお年寄りでは、おむつが不要になったり、会話がスムーズになったりしたという事例もあるそうです。逆に、テレビゲームを毎日2〜7時間する子は、脳の活動を示す脳波が前頭前野からほとんどでない「ゲーム脳」になっています。前頭前野には感情をコントロールする役割もありますが、このゲーム脳ではきれやすい性格につながるそうです。

学校では毎週水曜日に「読書タイム」で読書の時間を設定したり、毎週1回の図書の時間、昼休みの図書館開放、その他読書の取り組みなど行っています。また区の教育支援事業と連携して読んだ冊数による賞状や西成図書館見学、ボランティア団体による読み聞かせなど様々な取り組みを行っています。是非ともご家庭で読書の機会を作っていただければありがたいです。

読書タイム

高学年です。
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読書タイム

3年と4年生です。
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読書タイム

時間になりました。
1年と2年です。
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