大阪・関西万博
学習の基本は、答えを導きだす過程にあります。「なぜそうなるのか?」「答えを導き出すためには、どんな方法があるのか?」答えを導き出すための過程を検証することが、学習では重要なことです。 その学習の一環として、本校ではSDGsの取り組みを行い、大阪・関西万博と連携したプログラムを進めました。万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。開催地決定前の最終プレゼンでジャズピアニストの小川理子さんが、太陽光で充電して使える照明器具「ソーラーランタン」を無電化地域に送るプロジェクトについて、ご自身のインドでの体験も交えながら紹介しました。そして国連が定める「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成に向け、経済成長と環境保全を両立させて、途上国の支援に力を注ぐことをPRしました。 私自身、前回の1970年の大阪で開催された万博では、当時小学校4年生であった私には、アメリカ館で月の石を見ても特段の感動もなく、「人類の進歩と調和」をテーマに様々な環境・人権に関わる展示物があったと思うのですが、只々長蛇の列しかイメージしかありません。きっと、当時の私には、そのような意識も視点もなかったように思います。ですから今回の万博では、最大級の博覧会が大阪で行われるというだけでなく、「いのち輝く未来社会のデザイン」を意識してほしかったです。 しかし現実は、暑かったり、歩き続けたり、迷ったり…とテーマを意識させたり、いのち輝くデザイン?とは程遠い取り組みになったかも知れません。55年後の万博を子どもたちがどう覚えているかは分かりませんが、どのような取り組みも体験なしでは語れませんので、私としては万博へ行かせたことはよかったと考えています。保護者の皆様には、前評判の悪かった万博ということもあり、ご心配をおかけしましたが、先生方は「安全」を最優先に計画し、大きな事故なく終了できました。1・2年生はバスで行きましたが、駐車場から入場口が遠く長い距離を歩きました。3・4年生は予約できたパビリオンが遠く、やはり長い距離を歩きました。5・6年は気温が高く、非常に混んでいましたので、移動しにくく長時間歩きました。それでも、本校の子どもたちは、全員よく頑張って全行程を達成してくれました。「よく頑張った」それが一番嬉しかったです。 天下茶屋小学校 校長 清原良一 2年生に向けて
階段掲示に「九九」を追加してもらいました。
3年生
太陽の観察です。遮光板を使って太陽を見ます。
学習の様子
午後の授業の様子です。まだまだ気温は高く、昼休みからの切り替えがなかなかできないですね。
保護者の皆様へ ご協力ください!
『シャボン玉』 野口雨情
シャボン玉飛んだ。屋根まで飛んだ。屋根まで飛んで、こわれて消えた。 シャボン玉消えた。飛ばずに消えた。産まれてすぐに、こわれて消えた。 風、風、吹くな。シャボン玉飛ばそ。 作詞した雨情さんが幼くして亡くした我が子への思いを込めてこの歌を作られたそうです。キラキラ輝き、これからどこまでも飛んでいくという大きな可能性を持ってこの世に生を得た小さな子供の命。屋根まで飛んだけど、こわれて消えてしまった。飛ぶこともなく、風が吹いて消えてしまった。「風」は子ども自身の力ではどうしようもない力(貧困、飢え、病気、戦争)なのかもしれません。子どもを取り巻いている親、大人たちは「風」を防ぐように、「風」が吹かないように、そんな思いだったのでしょうか。 保護者の皆様へ、ご協力ください。 「なぜ帽子をかぶるのか?」子どもたちを守るためですが、理由は3つあります。 一つめは、頭にけがをしたとき、少しでも頭部の負担をかるくするため 二つめは、自動車の運転手に小学生が通っているということを示すため。 三つめは、「天下茶屋小学校」の制服の一つであること。 特に三つ目は、何か災害や事件が起こり被害をうけたときでも、天下茶屋小学校の児童ということがわかればすぐに対応できます。 「朝登校するとき、帽子の着用をお願いします。」 本校では、昨年度西成警察の協力で交通安全教室を行いました。この時期に小学生の事故が多いそうです。また小学生の交通事故が最も多いのは、夕方で4時から6時の間だそうです。 さて、事故にあわないためにはどうすればよいか?「周囲をよく見ることです」天下茶屋小学校の校区の道は狭い道が多くて、広い道路に出るところや踏切もあります。車が来ていないか?踏切の警笛がなっていないか?自転車が通っていないか?周囲を見渡して気をつけることが、事故にあわない方法です。おしゃべりに夢中になったり、横に広がったり、飛び出したりしないように指導していきたいと思います。 「自転車のルールやマナーは、まず大人が見本を見せましょう!」それが子どもの事故や命を守ることになります。 |
|
|||||||||||||