全校集会
【校長講話「人権週間」】 毎年12月4日から10日までの1週間は「人権週間」です。 私たちは改めて“人の大切さ”について考える期間とされています。 では、なぜ私たちは「人権」について、毎年こうして立ち止まって考える必要があるのでしょうか。 それは、人権というものが 「当たり前すぎて、意識しないと見えなくなってしまうもの」 だからです。 空気のように、普段は気づかなくても、もしそれが失われたときにはじめて「こんなにも苦しいのか」と気づきます。 みなさんは、毎日たくさんの人と関わっています。 友達、家族、教職員。 その中で、何気なく言った言葉、スマホのメッセージ、グループの雰囲気、表情やちょっとした態度… こうしたごく小さなことが、相手の人権を守ることにも、傷つけることにもつながります。 軽い気持ちでの行動が、誰かを孤立させたり、学校が居づらい場所に変わってしまうことがあります。 また、みなさんは中学生として、心も体も大きく成長したと同時に、人への関わり方にも選択肢が増えてきました。 人権とは、難しい理念や堅苦しい言葉ではなく、「相手の気持ちに気づき、行動を選び直す力」 のことです。 そして忘れてはいけないのは、「自分自身の人権も大切だ」ということです。 誰かにきついことを言われたとき、無理に笑ってごまかしたり、我慢する必要はありません。 困ったときは、周りの大人を頼っていいのです。 みなさんが安心して過ごせることは、学校全体の大切な願いです。 人権週間は、特別なイベントではありません。 「今日から、ちょっと良い選択をしてみよう」そんなきっかけの週です。 相手の気持ち、自分の気持ち、その両方を大切にしながら、学校生活を過ごしてほしいと思います。 みなさんのひとつ一つの言葉や行動が、この学校の空気をつくっています。 どうか、誰にとっても安心できる、温かい学校にしていきましょう。 12月1日(月)おはようございます
今日の登校のようすです。 |
|
|||||