魚つかみとローテーションで行っていたのが「沢登り」です。山の冷たい沢水を感じながら、一歩一歩登ってくる子どもたち。「途中で、水をかけられました」と報告する顔も、なんだかうれしそうです。また、どのグループも「先生！もう１回行ってもいいですか？」と横の坂道を下って、何回もチャレンジしていました。優しいなと思ったのは、次の回に行くときに、後から来る同じ班の友だちを待ってあげていたり、友だちが遅れそうになると「大丈夫？足疲れてない？１回上で休もっか」と声をかけていたりしたところ。やっぱり心優しい育和の５年生です。

捕まえたニジマスを、すぐその場で焼いて食べるのは初めてという子もたくさんいました。「初めて」で言うと、「頭からしっぽの先まで、ぜ〜んぶ食べたの初めて！」と、空っぽになった白いお皿を見せに来てくれた子もいました。「大事な命をいただいたんだから…」と、いつも以上に丁寧にほぐして食べたり、残したりするときも「ごめんね」と言いながら、容器に返している子もいました。大切な命をいただいてるんだなぁと感じながら食べる経験も、林間に来たからこそかもしれません。

一緒になかよく捕まえた２人は、「一緒に、いっせいの〜で、で食べよっか」「わっ、手にいっぱい塩付いた」と隣同士で仲よさそうに食べていました。

捕まえた後は、カメラマンさんに記念撮影をパシャリ。自分で水道できれいに洗って、宿舎の方に焼いていただきました。

「おーい！あっち行ったで！」
「え？どこどこ、あ！おった！」

「取れたー！（ニュルっとなって）あ！落ちたー！」

「（こわごわ）動いてる！動いてる！手の中で動いてる！」

あっちもこっちも大賑わいの魚つかみでした。