スペイン村内を巡っていると、「先生も一緒に乗ろうよ」と声をかけてくれる子がたくさんいます。全部一緒に乗れなくてごめんね、と思うのですが、いざ参加すると、それはそれはうれしそうにしてくれます。待ってる時間に話したことも、乗っている時間も、すべてがここにいるみんなにとって、いい思い出になります。

どこに向かうのも、友だちと一緒に。
どこに向かうときも、「さっきの楽しかったな」「また、あとで時間があったら行こう」と、後ろ姿も楽しそうです。

「さあ、出発していいよ」
担任の先生に言われて、ささーッと散らばっていく子どもたち。
マップを見ながら、相談したり、先生に方向をアドバイスしてもらったり。
楽しい思い出たくさんつくってきてね。「いってらっしゃい！」

本部の場所を決めて、その前でこれからの活動について、さっと説明。帽子の色は、同じ赤色にしている学校があったので、私たちは赤から白へさっと変更。何をするにも「さっ」とやろうとする意識が感じられました。子どもたち曰く、「だって、楽しい時間は少しでも長い方がいいやん」…たしかにその通りです。中には一部、早く行きたくて腰がフワフワしている様子も。わくわくが、止まらなくなっているようでした。

スペイン村に到着しました。途中、ピレネーを見つけた子どもたちは、「あれば、うわさのピレネーですか！」「ひょえ〜、こりゃあかんわ」「えぐいな。でも、楽しそう」と一気にテンションが上がっている様子でした。でも、この時点ではなんとか雨は降らずでもっているといった感じの重たい曇り空。バスの運転手さんも「このあと何回か、雨、きそうですね」と言うくらいの様子でしたが、子どもたちは、みんなを迎える軽快な音楽と、「着いた」というだけでも、大満足。集合場所まで急ぎ足で向かっていきました。