学級通信(2年1組)
わ。(2年1組第28号、11月12日発行) 職場体験学習 働くということ 明日からの2日間、職場体験学習を行います。 先週の金曜日に臨時の学年集会がありました。内容は普段の生活でルールを守らないものやモラルのない行動をする人が学年にいたためです。その中で先生はみんなにこう伝えました。 『君たちはこの2日間、『社会』に出る。現代の社会でルールを守らないもの、モラルのない行動をするものがどうなっているかはニュースを見ていればわかる』と。君らはただ各事業所の仕事を体験しに行くのではなく、初めて管理してくれる人が離れて各自で『社会』を体験してくることになります。各事業所によってルールは違うと思います。しっかり確認してルール(規則)を守りましょう。 また、2日間の中で、『しんどっ。』と思うこともあると思います。調子よく何か行動しているときではなく、与えられた仕事が終わったり、何をしていいかわからないときに仕事というのはしんどさを感じると思います。その時にどんな行動ができるかを体験してきてほしいと思います。 もちろん、仕事をしていて楽しい時やうれしい時もあると思います。その『やりがい』のためにしっかり学校内では感じることができない『社会』を感じてきてください。 あと、働く中で大事なことを伝えておきます。 【ホウレンソウ】です。 【報告・連絡・相談】の頭文字をとったものです。もちろん初めてのことばかりでわからないことばっかりだと思います。そんな中で自分の判断だけで動かないことが大事です。そのためにまずは≪相談≫です。とりあえず担当の方や事業所の方々に聞きましょう。その際メモを取ることができたらより良いでしょう。そして、作業が終わった時やトラブルが起きた時などは≪連絡・相談≫です。特にトラブルが起きた時にその場で相談できずに後でそのことが発覚し、小さなトラブルが時間がたって大きなトラブルになってしまっていることがあります。これらについても、みんなはその仕事のド素人です。失敗することは別に恥ずかしいことでもないし、各事業所の方はそれくらい想定されています。場合によっては、わざと失敗させるようにしているかもしれません。そのときに即座に事業所の方に伝えることができるのかはめちゃくちゃ大事です。覚えておいてください。またみんなが学校に戻ってきて、楽しく話をしてくれることを楽しみにしています。 テスト前 早くから取り組もう。 職場体験でバタバタしていますが、2学期期末テストが近づいています。毎度のように、前回のテストが終わった時には公開し、次は頑張ると意気込んでいますが、数か月たつとその気持ちが薄れています。もう一度中間テストで各授業テストを返却された時の気持ちを思い出しましょう。 それと同時に学習の仕方についても前回がダメだったなら絶対に変える必要があります。塾に行ってそれで自分の満足いく数字になっているならいいです。そうでないのなら、それ以上に何かするべきだし、仕方も考えなければいけません。期末テストまで残り2週間!早く始めて損はありません。頑張りましょう。 11月13日(木)の予定
○2年職場体験1
11月12日(水)の予定
○6限⇒1.2年補填
○3年進路懇談(3年4限ま) ○1.2年教育相談 11月11日(火)の予定
○3年進路懇談(3年4限まで)
○1.2年教育相談 ○スクールカウンセラー来校 全校集会
前日の大雨の影響でグランド状態が良くなく、リモート(放送)での全校集会となりました。 賞状伝達 剣道部(写真上) 『丑寅杯剣道大会』 中学生男子の部 第3位 中学生女子の部 優勝 野球部(写真中) 大阪市第2支部野球大会 第3位 おめでとうございます。 保健委員会からの連絡 校長先生のお話(全文ママ) 津波防災の日(11月5日)について みなさん、あらためましておはようございます。 先週の全校集会では『言葉の力』についてお話ししましたが、みなさん、それから優しい言葉、温かい言葉を使っていますか?乱暴な言葉や相手のことを思いやらないような言葉を使ったりしなかったですか? 話はガラッとかわりますが、先週11月5日(水)は、「津波防災の日」でした。 また、世界でも11月5日は「世界津波の日」と制定されています。 本校では、来週17日(月)に地震および津波の避難訓練を予定しています。当日は城東消防署や地域の方にもお越しいただいてご講話いただくなど、防災についてもあわせて学習しますので、有意義な訓練なることを期待しています。 14年前、平成23(2011)年の東日本大震災では、東北地方の太平洋沿岸を襲った津波によって、多くの人命が失われました。現在確認されている状況では18,131人の方がお亡くなりになりました。 これを受けて、津波から国民の生命を守ることを目的に、「津波対策の推進に関する法律」が制定され、その中で毎年11月5日が「津波防災の日」としました。 「津波防災の日」は、東日本大震災が発生した3月11日ではなく、11月5日となったのには理由があります。 それは、江戸時代に和歌山県で発生した巨大地震の際に、一人の男性の行動で村人の命を津波から守った、「稲むらの火」という逸話に由来しています。今から170年前の江戸時代後期、1854年11月5日に伊豆から四国にかけて、最大震度マグニチュード8.4(ちなみに東日本大震災はM9.0でした)と推定される安政南海地震が発生しました。高さ20mを超える津波も発生したとの記録が残っています。 この時、和歌山で歴代続く醤油屋、現在のヤマサ醤油ですが、当主だった、濱口梧陵(はまぐちごりょう)さんという方が、自分の水田の稲むらに火を放ち、暗闇の中で逃げ遅れていた村人たちに津波の危険を知らせ、村人たちを高台に誘導してみんなの命を救ったという逸話があります。 その後も自分の私財をなげうって地域の防災に尽力したことでも有名です。 校長先生も以前、現地和歌山の『稲むらの火の館 濱口ごりょう記念館』に行って勉強しに行ったことがあります。ごりょうさんは和歌山では必ず小中学校でその功績を学ぶ偉人です。特にその時、印象に残ったのは小学生でも中学生でも、地震・津波が発生した際には、まず自分の判断が最も重要とされていたことです。 すなわち和歌山では先生や誰かの指示を待って動くのではなく、自分が助かる最善の方法を自分で考え、決断して、行動することを第一最優先とされていることです。もちろんその中で助け合いもあります。とてもすごいことです。 地震が発生すれば、教室では机の下に身を隠す、登下校中ならばブロック塀などの倒れてきそうな危険な建物から離れる、カバンや手で頭を保護する等が地震対策として大切な行動です。 その後に津波が発生した場合は、高い建物に避難するなどの冷静な判断と対応が必要です。 津波は、迅速かつ適切な避難により人的被害を大きく軽減できる災害です。このため一人ひとりが津波の特性を理解し、命を守る行動を適切にとることが大切です。 避難先の確認などのいざというときの行動をしっかりと考え、いつ来るかわからない地震や津波から自分の身を守る準備をしておきましょう。 |
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