ただいま、3年生は修学旅行3日目!もうすぐ帰ってきます!

57期生、あの日を振り返る〜卒業の言葉〜

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写真は、卒業生代表による「卒業の言葉」(下記原文)です。

卒業の言葉
 二月二十八日、新型コロナウイルス感染防止のための休校措置により、私たちの中学校生活は突然、終わりを告げられました。「入試は?」「卒業式は?」と、気持ちが整理できない私たちを支えたのは、「此花中学校の三年間」があったからでした。
 思い起こせば三年前、まだ見たことのない仲間と共に、不安と期待、様々な感情を胸に抱き、私たちは此花中学校に入学しました。最初はまだ何一つ解らず、注意や指導をよく受けていました。そんな中で始まった一泊移住。学校でのルール、当たり前のこと、迅速かつ合理的に行動することなど、多くのことを教えていただきました。しかし、表面上では、先生方の言葉の意味を理解していても、それを行動に移すことができなかったり、まだまだ未熟な部分もあってか臨時の集会を引き起こしてしまうことも多々ありました。
 あっという間に時は流れ、私たちは二年生になりました。先生方には「もう上級生の背中を見るだけじゃない。後輩からの目もある。」と教えていただきました。プレッシャーも感じましたが、それと同じくらい、後輩ができた喜びというものを感じました。後輩の存在は大きく、私たちが成長することに大きく関わっていたと思います。
 校外学習・職場体験学習という二つの学校外での活動では、学校で学んだことを生かす難しさが身にしみて解りました。そこで、私たちはその中で出た失敗を放っておくのではなく、話し合って解決策をいくつも出し合い、次へとつなげる、という目標を学年全体でかかげました。
 部活動や委員会、そして、学校を常に中心となって動かして下さった五十六期生の方々が此花中学校を卒業し、私たち五十七期生は最上級生の立場になりました。先生方から「最高学年としての自覚」という言葉を耳にすることが増え、その重みをしっかりと感じました。
 一学期、修学旅行では関東方面へ行き、南房総市にある「いわい民宿村」で一日目を過ごしました。これまでの経験を生かし、事前の準備に最大限力を注いできましたが、全班が集合する新横浜駅に遅れてしまった人が数人いました。しかし、地元体育館をお借りし、行ったスポーツ大会は、体育委員が企画・立案し、全体が協力することでスムーズに進められ、活気あふれる楽しい時間を過ごすことができました。また、本来ならばバスで向かう行程を、自分の足で歩き、雷門や浅草の町を感じることができました。これは、
前の行程の国会議事堂での見学を、学年全体がテキパキと動くことができ、自分たちで時間を作れた成果です。この修学旅行で学んだ全てを学年全体で次に繋げてきました。
 二学期、最後の体育大会と文化発表会を迎えました。体育大会では、学年演技でソーラン節・ハカ・組体操を行いました。約一カ月という短い間でしたが、皆全力で練習に取り組みました。本番、私たちは「感謝」というテーマを胸に演技に取り組みました。動くところは全力で、止まるところはピタッと動きを止める、そこにしっかりとメリハリをつけることで私たちにしかできない、三年間の体育の集大成が発揮された演技ができたと思います。また、文化発表会では、合唱コンクールと文化発表会を同じ日に行うことで、他学年の合唱も聞けて良い思い出となりました。合唱コンクールを終え、舞台発表の部がスタートしました。一年生、二年生のすばらしい発表が終わり、残すところついに三年生だけとなりました。
三年生は劇『明日が待ってる』を発表しました。これは「変わりゆくもの、変わらないもの、そのどちらもかけがえのないもの」というテーマで作った舞台でした。出演者、裏方として関わったメンバー、学習発表、合唱、学年一丸となって完成させたすばらしい発表となりました。
そして、楽しかった行事も終わり、私たちに残されたのは進路選択のみとなりました。これからが決まる大事な進路。たくさん悩み、家族や先生、そして自分の心と真剣に向き合って決めてきました。進路を考えていく中で、自分一人で抱え込まないよう、常に私たちのことを支えてくれていた人たちがいること、そのお陰で今があることに気付けました。
 この三年間、失敗して怒られたり、友達同士で仲違いしたり、辛いこともたくさんありました。ですが、その失敗や経験を次に生かしていくことで、私たちは大きく成長できました。学校生活や行事ごとでは、うれしい事や楽しい事、達成感も更に増えたような気がします。このような日々が過ごせたのも家族を始めとした、周りの支えがあったからでした。普段はなかなか口にできないですが、改めてこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。
まず家族へ。十五年間、料理、掃除、洗濯や病気になった時にも、いつも傍に居て看病してくれたことに加えて、悩み事など、どんなに小さなことでもいつでも相談に乗ってくれたりと、陰になり、日向になり支えてくれてありがとうございます。高校生活でも、いろいろな方面から迷惑をかけたり、困らせたりしてしまうかもしれないですが、私たちも一生懸命頑張っていくので、これからも宜しくお願いします。
次に先生方へ。勉強、社会に出た時に必要なマナーなど、多くの事を教えて下さってありがとうございました。また、私たちが悩みを抱えていると、先生方も仕事でお忙しい中、時間を問わず相談に乗って下さいました。また、保健室では、私たちが体調を崩したり、けがをしてしまった時、優しく手当てをして下さいました。私たちがこの三年間を充実したものにできたのは、先生方が私たちのことを常に考えて下さったお陰です。先生方に教えて頂いたことを、これからの将来に生かしていきます。たくさんのご指導、本当にありがとうございました。
そして、管理作業員の方々、事務職員の方々、私たちが安全かつすごしやすい学校生活を送れるようにして下さってありがとうございました。
最後に五十七期生の皆へ。中学校生活も、もう今日で終わりです。今、振り返ってみると、一年生の頃は散々「行きたくない!」と思っていたはずの学校も、今では「早く学校に行きたい!」「もっと学校にいたい!」と思えるようになりました。それはきっと嫌なことも、楽しいことも、全てを皆で共有できたからだと思います。本当にたくさんの思い出をありがとう。
私たちは、この場所でたくさんの仲間ができました。そして、そんな仲間と他愛のない会話をして笑い合う時間が大好きでした。四月から自分の夢に向けて大きな一歩を踏み出す私たち。今までと違い、これからは仲間と顔を合わせることも少なくなります。ですが、自分の信じた道を突き進んでいきたいと思います。此花中学校で学んだこと、そして周りの人への感謝の気持ちを忘れず、何事にも精一杯取り組むことをここに誓います。
最後になりますが、此花中学校を巣立つにあたり、校長先生はじめ諸先生方、保護者の皆様へ感謝し、卒業の言葉とさせて頂きます。
令和二年 三月十三日
卒業生代表
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