令和6年度体育大会は6月7日(金)に開催予定です。当日雨天中止の場合は、6月10日(月)に順延です。

第69回卒業式 「式辞」

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 いつのまにか時は流れ、もう今日は卒業の日。誰もがこの卒業の日を遠いことのように感じていたのかもしれません。毎朝、黒板に綴られる担任の先生のメッセージも、皆さんを叱咤激励する学級通信も、もう卒業です。

 ご来賓の皆様、本日は公私ご多用の中、ご臨席賜り「第69回卒業式」を盛大に挙行できましたことを卒業生と共に、厚くお礼をもうしあげます。
 第六十九期生、百五十五名の 皆さん、ご卒業おめでとうございます。九年間の義務教育の課程を本日修了されました。心からお祝い申しあげます。

 私が皆さんと一緒に過ごしたのは、僅か二年間。皆さんが大人への階段を急いで駆け上がっていく姿をたくさん見ることができました。 三年生の先生が作った「思い出の映像」。入学式の動画を見て、ほほえましかったですね。「こんなに小っちゃかったんだ」「あどけない顔してるな」「大きくなったね」1年4組の列の最後から小走りについてくる様子もとってもかわいかったですね。3年生になって入試を前に朝早くから勉強がんばってきた69期生でした。左側にあるのは「巨大モザイクアート」1年生の文化祭で創りました。ブラジル国旗とトロフィーの絵が完成。サッカーワールドカップブラジル大会の年でした。この日のために3年生の先生方が大切に保管していたんですよ。

 「卒業文集」には3年間の思い出・喜び・後悔・成長したこと、そして、たくさんの感謝が綴られています。

【思い出】「一番の思い出は日々の休み時間です。授業と授業の間の十分間とお昼休みの二十分間。このわずかな時間にたくさんの思い出が詰まっています。鬼ごっこをしたり、ボール遊びをしたり、相談したり。たくさんぶつかって、その度にお互いをわかりあえました。ほんの少しの時間が三年間積み重なって、とても大きなものになりました」
「成南中学校は学校行事が盛んで、どれもみんなで協力する事を求められるような内容でした。そのおかげで自然と友達も沢山でき、困ったときや辛かったことも仲間同士で支え合うことで、乗り越えることが出来ました。入学当初の不安はどこへ行ったのやら。」
 69期生の団結力は群を抜いています。2年生の文化祭の劇では3年生を押しのけて勝ち進みました。3年生の運動会でのむかで競争。最後になった2組を全員で応援する69期生に感動しました。そして、運動会の最後の最後、覚えていますか?体育科の堀井先生、渡辺先生に全員で謝ったあの場面。自分たちの間違いに気づいたら素直に謝ることができる、自分たちを思ってくれる人を傷つけたことを心から謝れる美しい心を大切にしてください。昨日のプレ卒業式でも声を詰まらせて、声が裏返っても感謝を伝えてくれました。とってもカッコよかったです。最後まで伝えたいという思いが素晴らしいです。

 文集には自分の成長を綴ったものもあります。
【成長】「人との付き合いはとても難しいものです。妥協し、思いやる気持ち。これはこの先自分が成長していく中で一番大切にしていかなければならないことだと思います。この3年間たくさんの新しい出会いがあり、多くの人に支えられ、その度に自分の未熟さに気づかされました。」
 人との付き合いは本当に難しいものです。ですが自分の成長には欠かせないなのです。妥協は相手を大切にしているからです。でも、自分を大切にすることも大切です。相手と自分、両方を大切にできる方法を見出してください。

 そして「感謝」の心もたくさん綴られていました。
【感謝】「本当に感謝している人。それはある先輩です。その人はとても大きくて僕じゃ手の届かない位、上手でした。まじかで見ていて自分もあんな風になりたいと思いました。練習を見て研究したり直接教えてもらったり。おかげで選抜に入ることができました」きっとあなた自身もあんな風になりたいと後輩に思われていると思います。
 「『どんな時も、感謝の気持ちを忘れるな』とよく言われました。高校を決めることができたのも、担任の先生や学年の先生のおかげです。思い起こせば野球部に入れたのも先生たちの助けがあったからこそだと思います。助けてもらって今の自分があると思います。」先生への感謝の気持ちも大切にしてください。そしても家族への感謝も。
 「私が三年間、制服を着て学校へ通えたのは毎日遅い時間まで働いてくれているお父さんがいるからです。部活動に最後まで本気で頑張れたのは、誰よりも私を応援してくれたお母さんがいてくれたからです。毎日辛くても笑えたのは、面白い弟がいてくれたからです。勉強を頑張ろうと思えたのは私がきつい言葉を言っても見捨てずに笑顔で勉強を教えてくれたおばあちゃんと、少し怖いおじいちゃんが声をかけてくれたからです。私を支えてくれた家族に今まで言えなかった“ありがとう”を伝えたいです」

 三日前の三月十一日は東日本大震災が起きて六年がたった日でした。陸前高田の林の中に、戻らぬ人に綴った手紙を受け取るポストがあるのをご存じでしょうか。亡くなった兄と同じ年になった中学2年生の手紙を紹介します。
「兄ちゃんへ。久しぶり。元気?私は元気です。今は中学に入学して楽しくやってるよ。難しいけど、楽しいよ。いつも優しくて、大好きだったよ。思い返せば震災前、うでまくらとかしてくれたよね。急にどした?って感じだったよ。なんでかはもう聞けないね。いっぱい、いっぱい伝えたい「ありがとう」。もっといっしょにいたかった。私はお兄ちゃんが「大好き」だよ。ずっとね。これからも空で見ててね。あっ、たまには空から遊びに来てよ。私、看護師になるからね。またいつかお姉ちゃんとお兄ちゃんと私の三人でキャッチボールしようね。約束だよ」

 この世を去ってもつながっている絆の手紙がポストに投函されています。亡くなっても、ずっと自分の成長を支えてくれるのは「絆」です。69期生のみなさん。今支えてくれている家族や先生、友達に「ありがとう」を伝えることができる人になってください。そして成南中学校、この西成の町で育ったことを誇りに、幸せになってください。
 
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。六十九期生の子どもたちは、実に天心爛漫、手がかかることも一杯ありましたが、温かい心を運んでくれました。心からお子様のご卒業をお祝い申しあげます。
 
 いつの間にか時は流れ、もう今日は卒業の日。成南中学校最後の行事が卒業生の歌「旅立ちの日に・・」です。川崎偲司(かわさきさいじ)さんの指揮のもと、寺川愛里紗(てらかわありさ)さんの伴奏に合わせて、やる気・負けん気・超本気で69期生卒業式の最優秀賞を飾ってください。
               
  平成二十九年三月十四日 
                     大阪市立成南中学校長
                          菱田 準子

全校集会 「笑ってあげなさい」

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 今日は3学年がそろう最後の全校集会になりました。先週はマザー・テレサの「どれだけたくさんのことをするかよりも、どれだけそこに愛をこめるかが大切」というお話をしました。3年生の廊下にはたくさんの愛がこもった掲示物がはられています。1年生や2年生はなかなか目にすることはできないかもしれませんが、その中にお世話になった先生方へのメッセージがありました。
 「僕たちのためにいろんなことを言ってくれたこと、毎朝、門に立ってあいさつをしてくれたこと、ありがとう」「私たちが楽しむと本気で楽しんでくれる先生が大好き」「感謝してもしつくせません」「厳しいところも面白いところも大好きです」「迷惑かけたけど本当は授業楽しかったです」「バカみたいに笑ってくれてありがとう」「たいしたことでもない話もできたし、部活動では担任の先生以上にそばにいてくれてありがとう」「優しく教えてくれてありがとう」「影でで支えてくれてありがとう」教師をしていてよかったと実感するメッセージです。
 今日は、マザー・テレサのもう一つの言葉を紹介します。「笑ってあげなさい。笑いたくなくても笑うのよ。笑顔が人間に必要なの。もっとも悲惨なことは飢餓でも病気でもありません。自分が誰からも愛されていないと感じることです」という言葉です。誰からも愛されないことは、戦争よりも飢餓よりも辛いことなのですね。
 卒業まで後1週間、先生だけでなくて一緒に育ってきた友達にも愛を伝えることができますね。笑顔で、笑いあえる日にしましょう。木曜日には3年生は一般入試です。頑張って合格できるようにしましょう。そして、今日の6時間目には3年生を送る会の練習があります。1年生、2年生のみなさん。愛を込めて笑顔で送る会がもてるようにしてくださいね。
 

全校集会 「愛を込めよう」

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 3年生は卒業まで3週間、1・2年生は学年が終わるまで後1か月となりました。今日はそんなみなさんにマザー・テレサの言葉を紹介しようと思います。英語で伝えるので意味を考えてみてください。
 「It is not how much we do,but how much love we put in the doing」
 どれでけのたくさんのことをするのではなく、どれだけの愛をそこに込めるかが大切だという意味です。
 今日も朝から特別選抜の入試に向かう3年生を応援しに駅にたってくれた先生や生徒のみなさん。この前は私学入試の時にもとっても寒い朝に駅にたってくれましたね。西天満の駅から電車の出発時間ぎりぎりに駅に駆け込んできた生徒がいましたが、運転手さんが待っていてくれました。入試に向かう生徒さんがこの電車に乗り遅れたら試験に間に合わないだろうと思ってくださったからでしょう。本当に感謝です。
 玄関ホールを早朝から掃除してくれるクラブの生徒がいます。雑巾をもって扉をふきながら、ほうきで砂を集めながらこの学校でクラブができることに感謝したり、先輩に感謝したり、後輩に感謝したりそこに愛を込めましょう。残りあと少しです。今あなたができることに愛をこめましょう。

全校集会 「引き継がれる事の喜び」

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≪校長先生のお話≫
 立春を迎えて春がそこまで来ています。今日は、「引き継がれる事の喜び」についてお話をしたいと思います。
 みなさんは「ゆずり葉」を知っていますか?正月の飾りもちにも使われている緑の長い葉っぱです。このゆずり葉は、若葉が出た後に、それを譲るように前の葉が落葉することから、親が子に代を譲る様にたとえられ、家が代々続いていくように縁起のよい木としてしられ、正月の飾りや庭木に使われます。
 今日と明日に、小学生の部活動見学があります。3年生はゆずり葉の前の葉のような存在でしょうか。1年前の部活動体験で、校長先生の手を握ってくれた人がいましたね。覚えていますか?こんな子どもたちが入学してくるんだなあと思ってうれしくなりました。3年生は部活動を引退して、後輩が部活動を頑張っている姿を見とどけ、安心して中学校卒業後の進路に向かうことができますね。
 それぞれが引き継がれていく事に喜びを感じる時を迎えています。喜びを感じるのは次の世代がこれまで以上に頑張っている姿を見れたときですね。そのためには、今をそれぞれの立場で精一杯、悔いの残らないように頑張ることが大切ですね。3年生はインフルエンザにかからないように体調を整えて、精一杯勉強して私学入試を迎えてください。その姿を後輩は見て引き継いでいってくれるでしょう。引き継がれる事が喜びになりますように。

全校集会 「思いを伝えよう」

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≪校長先生のお話≫
 3学期になり、学級生活に慣れ良い面もそうでない面も出てくる中でとってもうれしいことがありました。3年2組の学級旗がターナー色彩株式会社主催の「2016年甲子園大会」で優秀賞を受賞しました。表彰します。おめでとう。今の気持ちは?「みんなと協力してがんばりたくて、名前を鳩に書きました。受賞されてとてもうれしいです」と答えてくれました。ムカデ競争で3年2組が涙を流して最後のランを見せてくれたのが今もはっきりと思い出されます。 
 さて、平和を象徴する鳩の絵の中に担任の先生も含めたクラス全員名前がぎっしりと書かれています。なぜ鳩は平和の象徴なのでしょうか?それは旧約聖書のノアの方舟に由来するそうです。ノアという正直者の家族が洪水の難を逃れるために方舟にのって川を上り、放った鳩がオリーブを加えてもどってきて、洪水が収まったことを知らせたというお話です。鳩は平和を伝えるメッセーンジャーなのですね。
 3学期に入って3年生は新聞記事を通して自分が感じたことを伝えあってきました。この土曜日には代表がスピーチしてくれるそうですね。2年生は自分の誕生について考えあいこの土曜日には保護者からの君たちに贈られたメッセージが伝えられるそうですね。1年生は君たちと同じ世界の子どもたちのことを学び、自分の考えを全員が伝えあう取り組みを行うと聞いています。
 平和な社会になるように、しっかりと自分たちの思いを伝えることができるようにしましょう。土曜日の授業参観を楽しみにしています。
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学校行事
3/20 春分の日
3/21 B週、 RTなし(45×4)、 月3456、 給食×
3/22 B週、 RTなし(45×4)、 火1234、 公立二次出願,面接、 給食×、 小学校卒業式
3/23 A週、 RTなし(45×4)、 火56集会,大清掃、 給食×、 新入生テスト9:30〜
3/24 修了式、 公立二次合格発表、 給食×