6月7日(金)に体育大会を開催しました。保護者・地域の皆さま、ご理解ご協力ありがとうございました。

12月6日 全校集会 「継続を支える言葉」

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《校長先生お話し》
今朝、7:30前に2年生2人と出会いました。「何してるの?」「毎朝走っています」「何分ぐらい走ってるの?」「1時間です」「ワオ!1時間って大変だね」「毎日、普通な感じです」と笑顔で語ってくれました。爽やかな1日の始まりです。とても幸せな気持ちで学校に到着しました。
昨日の6時間目に職場体験の写真をスライドショーで見ましたね。2日間の体験を通して働くことって大変だなあと実感したと思います。でもこうした今も、出勤し働き続けておられます。大変だったことも、職場の同僚に助けてもらったり、お客様の笑顔だったり、やりがいを持って続けておられるんだと思います。みんなが見たスライドショーは120枚の写真に2年生の先生方がコメントを書き込んでおられました。みんなを応援したいからです。
 でも、続けていくには大変な時もつらい時もあります。そんな時に自分に言ってきかせている言葉がありますね。みんなの前に貼っている応援旗はPTAがみなさんに贈りたい言葉です。「努力無限」「Go for it」。意味わかる人いますか?「頑張れ」という意味です。私が迷ったり困った時に大事にしている言葉は「為せば成る 為さねばならぬ何事も。成らぬは人の成さぬなりけり」です。できないのは自分がしていないからなんだよっていつも思いながら、頑張ろうと思っています。ちなみに3年生の清水先生は「頑張ろう。負けんとこ。忘れよ」だそうです。
みなさんの大事にしている言葉はなんですか?3年生には明日の校長面接で質問しますよ。チーム成南として「努力無限」「Go for it」を大事にしましょうね。

11月14日 全校集会 「積み重ね」

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≪校長先生のお話≫
 先週は2年生は職場体験学習でした。事業所の方から「頑張っていました」「仕事を覚えるのが早いですね」「あいさつもきちんとできていました」とたくさんのお褒めの言葉をいただきました。よく頑張りましたね。何人かの生徒のみなさんに感想を聞くと「疲れました」と言っていました。働くことは大変なことだとわかったのではないでしょうか。
 誰でも最初は大変ですが、それを繰り返していくうちに大変ではなくなってくるものです。部活動も先輩と一緒にランニングするだけでついていけなくて大変でしたね。3年生も進路で今朝早くから勉強している人も増えました。最初は朝起きも大変かもしれませんが、ある回数を超えるとそれが苦ではなくなります。そして、また違う大変なことが起こり、それもまた大変ではなくなってきます。そうしてみんな成長していくものです。今、大変なことを積み重ねることがとっても大切なことです。続けていきましょう。
 そして、今日は「超スーパームーン」「ウルトラスーパームーン」が見れる日です。なんと68年ぶりだそうです。地球の周りを楕円形に回っている月が一番地球に近づく満月の日です。今日は雨のようですが、明日は是非見てください。次は18年後だそうですよ。自然や地球の神秘の中で私たちが生きていることを実感し、今生きていることを大事にしましょう。

全校集会 児童虐待防止推進月間

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≪校長先生のお話≫
 11月は児童虐待防止推進月間です。少し前までは、子どもは親の所有物であると考えられていました。行き過ぎたしつけや、不適切な子育ても家庭の問題として近所の人も警察も踏み込めなかった時代がありました。でも、今は産まれて間もない子どもも一人の人間として生きることを尊重される社会へと変わってきました。
 先週1年生は命の誕生について学びましたね。お母さんがどれほどの痛みを乗り越えてあなたたちを産んでくれたのか、多くの人は「お母さんってすごいなあ」と改めて実感したようですね。先週の全校集会でお話をしたように、お母さんだけでなくて君たち自身も素晴らしい力を出して生まれてきたことを知ってもらいたいと思います。「赤ちゃんが生まれる〜いのちの冒険旅行〜」という本を読まれた方のメッセージを伝えたいと思います。
 「さあ、そろそろ生まれますよ」「赤ちゃんの頭が見えてきましたよ」と言われる頃、お母さんもMAXに痛い頃だけど、この頭を締め付けられてる赤ちゃんも相当大変。「ああ、やっと出てきた!」赤ちゃんにとって、もう二度と戻れない安住の地を離れるってどんな気持ちなんだろう。ほら「私を育ててくれたお部屋、ありがとう」の瞬間。赤ちゃんの目線でお腹の中を見ると、なんだか切ない、きゅんきゅんする。奥に見える赤いのは胎盤。今までわたしをつくってくれて、守ってくれた、本当に親みたいなもの。あれがなかったら生きられなかった。もうあれは守ってくれないんだね。赤ちゃんにとって、誕生は大変なショックです。お母さんのおなかからでてくるまでは、肺も胃も腸も、ほとんどの器官が実際につかわれたことは一度もありませんでした。おなかのなかでは、呼吸する必要もなく、食べ物を消化することも食べかすを出すこともなかったから。ところが、誕生したら最後、ほんの何秒かで器官はみないっせいに働かなければならないのです。すべての器官にとってそれは火のような試練です。この急激な変化は、赤ちゃんにはつらいことなので、それで赤ちゃんは産声をあげるのです。へその緒が切られるとすぐ、赤ちゃんは自分で呼吸しなければなりません。鼻のあなはふくらんで、顔はしわができ、宗がふくらみ、口がうっすらひらきます。光も赤ちゃんにとっては信じられないような発見です。何時間もお母さんの子宮収縮に押しつぶされ、せまい道で身動きできなくなりながら、体をねじっているなんで容易なことではありません。赤ちゃんはお母さんのにおいを覚えています。赤ちゃんは安心して、はじまったばかりの人生を受け入れます。私たちが見守ってきたちいさな生命はこうして人生の第一歩を踏み出したのです。
 人生の第一歩を踏み出して10数年がたちました。命を大事にしましょう。大事にする方法はいろいろです。もし、何かに悩んだり困ったり押しつぶされそうになったら誰かに声をかけてくださいね。「助けて」と。絶対に誰かが助けてくれます。社会はそうなっています。3年生は今日から進路相談です。自分にとってとても大切な進路です。真剣に自分のことを考えて大切にしましょう。

10月31日 全校集会 「目標と可能性」

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≪校長先生のお話≫
 今日は「自分の限界を決めずに先を見よう!」というお話をします。
みなさんは「ノミとコップ」の話を聞いたことがありますか?ノミは2ミリ〜3ミリほどの大きさなのに30センチほどジャンプできるそうです。150センチの身長の人なら150メートル飛び上がることになります。そのノミをガラスコップに入れるとコップから簡単に飛びだしますが、ガラスの蓋をすると何度もジャンプしても外にでれないですね。しばらくして蓋をはずすと、ノミは外に飛び出なくなるという話です。
 ではそのノミをもう一度高く飛べるようにするには、あなたならどうしますか?それは、飛べるノミを新たに一匹入れると、他のノミも飛ぶようになるんですね。でも人間の世界ではそんな簡単にうまくいかないようです。
 みなさんの授業を見ていると、「自分は何をしてもむだ」「どうせ勉強がわからない」ともうあきらめている人がいるようです。ノミのように勉強できるんだという人があらわれても、「あの人と私は違う」「あの人はもともとできる人だから」とできない理由を自分の言い訳にして限界を作ってしまっていませんか?赤ちゃんは生まれてしばらくすると、重たい頭を支えて座れるようになります。すばらしい能力ですね。また、100歳を超えるお年寄りが6万5千人いらっしゃいます。寿命もどんどん延びてきています。それがたった10数年たって「私はダメ」と決めてしまってはもったいないです。
 昨日大阪マラソンがありましたね。新聞にこんな記事もありました。ずっと小さなときから病気がちで、運動会が苦手。父親は小学校の先生で運動会を見に来てもらったことがない。そんなお父さんが病気で倒れ、自分の頑張っている姿を見てもらおうとフルマラソンに参加して完走したという話です。病気がちで運動が苦手な人がチャレンジして完走です。自分の限界を決めてしまわないでください。
 今から人間が持つ力はすごいということを実験したいと思います。みんなの代表に朝礼代にあがってもらいましょう。力を出し切って手をピンと伸ばしてもらいます。先生がそれをひじから曲げます。とても強い力ですね。では、遠くの電信柱を見て同じように力をいっぱい入れてみてください。今から曲げますよ。さっきよりもずっと固くなって折れ曲がらないですね。人間は先を見る、目標があると力はずっと出るものです。限界をつくらず、目標をもって自分の可能性を信じてチャレンジしてみてくださいね。

10月24日 全校集会 「他者の気持ちに思いをはせる」

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<校長先生のお話>
 先週金曜日に地震がありました。机の下にもぐった人はどれだけいましたか?南海沖地震がいつおきるかわからない状況です。次に地震が来たときには、出入口の近くの座席の人はすぐに教室のドアを開けてください。窓ガラスが割れて飛び散る可能性があるので、窓側に座っている人はカーテンを閉めて、机を窓から離すように移動させてもぐりましょう。先生に言われなくても自分でしましょうね。
 さて、この写真を見てください。青森の黒石よされ写真コンクールで市長賞をとった写真です。明るく艶やかな表情に引き込まれてシャッターを押され、写真コンクールに応募され市長賞をもらった写真です。黒石よされ踊りは日本の3大流し踊りのひとつです。阿波踊り、郡上踊りとよされ踊りです。
 市長賞が内定されたのが10月12日で、その後、この写真の葛西るなさんがいじめを苦に列車に飛び込んで命を絶った中学生だとわかり、内定が取り消されました。このことが大きな批判を生みました。ご家族がその写真を新聞社に投稿されたのがきっかけです。市長を批判する声が溢れています。この批判の中で記者会見をしている市長の姿を見て、胸が苦しくなりました。市長はこのいじめの問題が現在原因を究明中であることや、実名がふせられている状況であることを考え、写真が出ることを躊躇されたそうです。その躊躇はどのようなものだったのでしょうか。内定を取り消されて、その写真を新聞社に投稿するにいたった親族のおもいはどのようなものだったんでしょうか。その後の市長のおもいはどのようなものだったのでしょうか。最後に、この笑顔でうつっている葛西るなさんが一番望んでいることは何でしょうか。「その人でないとわからない」と考えることを放棄しないでください。ある人を批判だけして終わるようにはしないでください。
 今日の1時間目に道徳があります。読み物教材を通して、登場人物のおもいや考えをしっかりと考えましょう。社会でこのような問題がいろいろと起こります。そんな時にそれぞれの人が何を大切にどのように感じているのか、自分なりに思いをはせることができる力をつけていくことを学んでください。それが人を大切にできる社会をつくることになります。道徳はそれを学ぶとても大切な授業です。みんなが感じ、考え、伝えあうことを通していじめで苦しむ仲間もきっといなくなると信じています。
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