6月7日(金)に体育大会を開催しました。保護者・地域の皆さま、ご理解ご協力ありがとうございました。

5月31日 全校集会 「オバマ大統領の広島訪問」

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≪校長先生のお話≫
 先週金曜日、全世界が注目したオバマ大統領の広島訪問がありました。17分に及ぶ声明の全文が新聞等に掲載されています。ニュースで読んだり聞いたりした人はいますか?この声明を読んで心が震える思いがしました。その一部を紹介します。みんなの心がどのように感じるのかしっかり聞いてみてください。

 「71年前の改正の朝、空から死が降ってきて、世界は変わってしまった。閃光と火の塊が町を破壊し、人類が自らを滅ぼす手段を手にしたことを見せつけた。われわれはなぜこの地、広島に来たのか。それほど遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力について思いをはせるためであり、10万人を超える日本の男性、女性、子どもたち、多くの朝鮮半島出身者、捕虜になっていた米国人を含めた犠牲者を追悼するために来た」
 「ほんの数年の間に、私たちと変わらない6000万人もの男女や子どもたちが、打たれ、殴られ、行進させられ、爆撃され、捕らわれ、飢えさせられ、毒ガスで殺された。世界中にこの戦争を記録した場所がたくさんある。慰霊碑は勇気や英雄的なもの語たりを伝え、墓標と空っぽの収容所は、言語に絶する悪行をこだまさせる。しかしこの空に広がったキノ雲の姿は、我々の考えや想像力、言語、道具を作る力といった、人類が自然とは違うことを示してくれる能力が、我々に不相応な破壊力も与えている」
 「我々はこの街の中心に立ち、爆弾が落ちてきた瞬間に思いをはせずにはいられない。われわれは目にしたもので混乱していた子どもたちの恐怖を感じずにはいられない。われわれは、あの悲惨な戦争、それ以前に起きた戦争、今後起こりうる戦争で命を落としたすべての罪のない人々に思いをはせる。」
 「我々のように核の備蓄を持つ国々の間で、核兵器が完全に廃絶される世界を求め、恐怖の論理から脱却する勇気を持たなければならない。我々は、私が生きている間にこの目標を実現させることはできないかもしれない。」
 「おそらく何より、我々は人類の一員としての互いのつながりを考え直さなければならない。これが我々、人間としての種をほかにないものにしている。我々は過去の誤りを繰り返すように遺伝子に組み込まれているわけではない。」
 「我々は学ぶことができる。我々は選択することができる。我々は子どもたちに異なる物語を伝えることができる。共通の人間性を語り、戦争が起きる可能性を提言し、残酷な行いを用意に受け入れないという物語だ。」
 「朝に我々の子どもが見せる最初の笑顔。キッチンテーブル越しの配偶者の優しいふれ合い。親からの優しい抱擁。我々はそうしたことを考えることができ、71年前の広島で、同様の基調な時間が営まれていたと知っている。」
 「広島と長崎は、核戦争の夜明けとしてではなく、我々の道義的な目覚めの始まりとして知られなければならない」

 さあ、みんなの心は何を感じたでしょう。被爆者の森重昭さんとオバマ大統領が抱き合っている写真がありました。被ばくした中には捕虜になっていたアメリカ兵もいたことを伝えようとしてきた方です。抱き合った姿からこの71年間の想いがつながった感じがします。
 私たち教員は71年間の想いを引き継ぐ子どもたちを育てなければなりません。みんなに伝えたいことは2つ。
 1つ目は、どんな言葉を発しているかということです。人とつながるための言葉なのかどうか。「死ね」という言葉、友達をからかったり、傷つけたりするような言葉を発していることはないでしょうか。成南中学校創立69年ですが、創立前から、人としてのあり方を問い続けた71年です。まずは、自分が発している言葉の重みを知ってください。
 2つ目は、この声明の中にもあるのですが、争うために「団結すること」が使われてきたという歴史があります。6月10日の運動会に向けて、学級が団結して競い合う運動会です。でも、その団結が成南中学校のつながりや成長につながるように、互いの頑張りを認め合い、励まし合える運動会にしてもらいたいと思います。
 これからの平和な未来を作る担い手になっていきましょう。

5月23日 全校集会

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≪校長先生のお話≫
 紫陽花の咲く季節になりました。今年度は「安心・安全・挑戦する学校」を目ざしてきています。そのための秘訣があります。先週行った一年生の一泊移住の感想を紹介します。
「飯盒炊爨での大失敗。・・・石につまずいて水ごとカレーの具の半分以上を落としてしまいました。周りにいた班の人たちは何も言わずにこぼれた具を拾ってくれたのです。・・・誰ひとり責めたりしませんでした。僕に気をつかってくれたおかげでそのあとのカレー作りを楽しみながら活動することができました。僕も自分がしてもらったように優しくフォローして責めたりしないことを忘れないようにしたいと思いました」
 「ほんまにありがとう。・・・車イスで行動していました。うわあー最悪や。そうつぶやいていました。すると「私手伝うー私も〜」とたくさんの人が助けてくれました。一番うれしかったことは、みんな私をめんどくさがらず、嫌がらずにしてくれたことです。・・・感謝しきれないありがとうの気持ちでいっぱいです。自分の近くにこんな仲間がいる私は幸せ者だと思います」
 こうした仲間を思いやる気持ちと行動が安心・安全な学校を作り、なんでもチャレンジして見ようという気持ちを湧き上がらせる秘訣だというです。2年生からもらった一泊移住のアドバイスもまさにその通りでした。2年生のアドバイスも良い一泊移住にしてくれた力となりましたね。
 さて、3年生は水曜日から修学旅行です。修学旅行委員会のメンバーが壁新聞を作ってくれています。[Good MemorialForever]どんな意味でしょうか。一生に残る思いでですね。次に「楽しいだけが仲間じゃない」というタイトルがついています。意味深い言葉ですね。昨日は、50年ぶりの同窓会が本校でありました。君たちも、50年後に同窓会ができるような学年になったらいいよね。みんなで思いやりをもって行動し、一生に残る思い出をでつくりましょう。

5月16日 全校集会 「メタ認知」

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<校長先生のお話>
 今日は難しい言葉を覚えてください。「メタ認知」と言います。このメタ認知というのは、わかりやすく言うと、自分を見つめるもう一人の自分です。実験をしてみます。昨日の夕飯を食べている時のことを思い出してみましょう。さあ、どのような場面を思い出しましたか?夕飯を食べている時には、食べている食材と近くにいる人しか見ていないはずなのに、今、思い出した光景は自分の姿が入っていませんでしたか?こうした別の次元から自分を見つめる力は人間が持つ素晴らしい能力です。今、この「メタ認知」の力がとても重要だと言われています。
 理由は2つあります。一つは、自分ができること、できていないことを見つめて、自分の行動を制御する機能になるということです。明日から中間テスト、1年生は一泊移住ですが、今、自分がしている勉強方法はうまくやれているのかどうか、もう一人の自分がモニタリングをして、よりよいものに軌道修正してくれます。
 理由の二つ目は、自分自身のことを一番知っているのは自分だということです。自分をはげまし、大丈夫だという声を自分にだすことで強い自分になります。
 そのためには、もう一人の自分がよりよい自分であることが大切です。だから、みんなと一緒にいろんなことを学ぶことが大切です。そして、毎日、今日の自分は○、△、×かどうか寝る前に振り返るくせをつけましょう。これから社会にでたら、とても重要な力となるのがこの「メタ認知」です。これからいろいろなところで耳にすることになるでしょう。

5月9日 全校集会 「決意」

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≪校長先生のお話≫ 
 昨日、玄関ホールに作品を展示しているというホームページを見て、今日は楽しみに学校に来ました。見た人はいますか?「気持ちいいな〜」「誰もいない村」「自由」「かぐや姫」「親子愛」という作品があって、どれも一生懸命作品にむきあっている3年生の姿が想像できました。素晴らしいですね。他にも管理作業員の方から清掃をしていると「いつもきれいにしてくださってありがとうございます」と言ってもらってとっても嬉しかったと子どもたちに伝えてくださいと言われました。また、千本保育所の方からは「昨年の職場体験での生徒さんがとっても素晴らしかったです。おきあがりこぶしをしてくれて、どれだけ押されても起き上がることができると幼児と一緒に遊んでくれて。今年度も楽しみです」とおっしゃってくださいました。みんなが良い姿を見せてくれるので、下級生は安心して引き継ぐことができます。そのように今を大切に良い行いを見せてください。
 さて、今年度もはや1か月が過ぎました。どの学級にもこの1年間、こんなふうに頑張っていきますという決意が張り出されていましたが、みなさんその決意を継続していますか?3年生の決意を少し紹介します。
「野球部優勝!後、受験も!」
「学校はもちろん、家でもしっかり勉強するようにして寝坊をなくす!」
「納豆を食べる」
「1時間、1時間集中して授業を受ける」
「委員会の一員としてクラスをまとめる」
「友達を増やすこと」
「美術の成績で5を取る」
「お手本となるようないい先輩になる!」
「わからないこと、できないことを無くすこと」
「3年のことは授業中にすべて覚える」
「一番印象に残る学年だから悔いの残らないように頑張る」
「受験合格!野球部優勝!」
 継続することが大切です。1時間毎日勉強して一か月すぎた人と何もしなかった人では30時間の差ができています。がんばった人は一週間6時間の授業を受けたことと一緒です。これからつづけれるように、できていなかった人は取り返せるように頑張りましょう。
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