全小社研大阪大会に向けて その2(4年)
次は4年生です。単元名は「受けつがれてきた祭りや行事」です。
単元のはじめに、まずは身近な年中行事である野田恵比寿神社の地車や地蔵盆などの体験を共有した後、大阪を代表する祭りで日本三大祭りの1つである天神祭にフォーカスし、「1000年も続いてきた天神祭は、どのようにして行われているのだろう。」という問いを持ち、学習計画をたてました。 写真上 天神祭といっても、花火、出店…などしか知らない子どもたちです。そこで、副読本「わたしたちの大阪」にも載っておられる、天神祭渡御行事保存協賛会常務委員、「天神講獅子」の講元である森本さんをゲストティーチャーにお迎えして、いろいろ教えていただきました。 写真中 単元の6時間目の学習の様子です。森本さんの本職は喫茶店の経営者。その仕事をしながら年間300日以上も天神祭に関わっていると聞いて驚いた子どもたち。「天神祭を刺さる人々はどのようなことをしているのだろうか」という問いのもと、獅子舞の練習などだけでなく、渡御行事の計画、警備、救護など、自分たちの予想をはるかに超えて、たくさんの人がたくさんのことをしているか調べた子どもたち。「こんなに大変なのになぜ?」という問いかけに、「伝統を守りたい」「多くの人に楽しんでほしい」などの意見交流がありました。 写真下 この単元のねらいは、都道府県の文化財や年中行事について学習することです。単元の最後の時間は、天神祭りだけで終わらず、パソコンを使って府内の文化財や年中行事について調べました。どの文化財や年中行事も、地域の人々のいろいろな願いが込められていることを学びました。 |