卒業式(3月18日)・・・32
退場した子ども達と担任は、教室で最後のホームルーム。
保護者の皆さんには、講堂でお待ちいただく間、スライドショーをご覧いただきました。 1年生の時からの写真やビデオ映像。 思い出すあの頃、あの時の出来事。 心配で見送った小さな後ろ姿。 「いってらっしゃい。」 「おかえり。」 学校での出来事を楽しそうに話す我が子。 でも決して順風満帆ではなく、親子で悩んだこともあったでしょう。 先生にとっては、何十人のうちの一人。 我が子のことをもっとちゃんと見てほしい。 そんな保護者の方々の気持ちに、十分寄り添えただろうか。 どの子の手も離さず、しっかりと成長を支えてこれただろうか。 大切な命を預かり、荒波にもまれながらも心を鍛え、しっかりと自分で人生を歩いて行けるように… もっと子ども達のためにできたことがあったのではないか。 私たち教職員も、喜びと苦悩の連続でした。 それでも今日、十分な練習をせずとも卒業式での立派な態度や頼もしい姿を見せてくれた子ども達に、6年間の学校教育活動の成果を実感します。 ベストではなかったかもしれないけれど、決して間違っていなかったと。 ご家族の皆さんには及びませんが、私たち教職員も同じような気持ちで、彼らの成長を喜びたいと思います。 6年間の想いがこみ上げ、ハンカチやバスタオルが手放せませんね。 家でお子様と一緒にDVDを見た後、ギュッと抱きしめてあげてください。 愛していることを言葉で伝えてあげてください。 これから先も、時々でいいから。 |
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