本日の献立/4月19日(水)・チンゲン菜ともやしの甘酢あえ ・中華スープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 821kcal、たんぱく質 29.4g、脂質 29.4g ☆酢(す)☆ 酢は酒と並ぶ最古の調味料と考えられ、紀元前5000年ごろのメソポタミア南部にあったバビロニア(現在のイラク辺り)の古文書に、デーツ(ナツメヤシ)や干しブドウを利用して酢をつくっていたという記録が残っているそうです。日本に酢が伝わったのは、酒造りの技術と前後する4〜5世紀ごろに中国から伝わったとされています。 現在、日本でよく利用されるのは米からつくる米酢で、「延喜式(927年)」に記録があり、平安時代にはつくられていたようです。この頃はまだ卓上調味料として使われていたようで、鎌倉から室町時代になって料理の味つけにも使われるようになりました。そして江戸時代になると酒粕を利用して酢をつくる方法も考えられ、庶民にも広まり「にぎりずし」などの料理もできたそうです。 酢をつくるには、米酢の場合は、まずその前身となる酒を造り、そこに種酢を加えて表面に食酢菌膜を植え、酢酸発酵させます。これを熟成させて酸味をまろやかにした後、ろ過、殺菌をして仕上げます。このとき使用した酒の原料によって、米酢、りんご酢、ワインビネガーなど異なる種類の酢になります。 今日の給食では、米酢に砂糖としょうゆを合わせて甘酢をつくり、ゆでた野菜にあえています。 |
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