本日の献立/12月8日(火)・カリフラワーのスープ煮 ・固形チーズ ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 748kcal、たんぱく質 31.1g、脂質 27.2g ☆チーズ☆ 日本で流通しているチーズには主にナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。ナチュラルチーズは古い歴史を持つ乳製品で、古代ローマ帝国では、すでにチーズとチーズ製造に関する知識が輸出入されていたようです。そして、ヨーロッパを中心とする世界各地に地方特有のチーズができたため、その種類はたいへん多くあります。プロセスチーズの製造につながったのは、19世紀末のことで、当時、ヨーロッパでチーズを輸出するため、加熱殺菌により保存性を高めるという試みが行われました。そして、1911年、スイス人により、チーズにクエン酸ナトリウムを添加して加熱すると、冷却後も加熱前とほぼ同じ固さで、均一な組織のチーズができることが発見されました。そして、これをプロセスチーズと名付けました。 チーズは、牛乳を原料としてつくられた場合、エネルギー、たんぱく質、カルシウムなどは、牛乳の6倍近くにもなり、ひじょうに栄養価の高い食品ではありますが、塩分も添加されていますので、食べすぎには注意が必要です。 今日の給食では、固形のプロセスチーズを提供しています。 本日の献立/12月7日(月)・じゃこ豆 ・あっさりきゅうり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 800kcal、たんぱく質 31.4g、脂質 19.0g ☆じゃこ豆☆ 今日の「じゃこ豆」は不足しがちなカルシウムや鉄をたっぷり含んだ献立で、年令問わず人気のある献立です。ご家庭でも作りやすい献立ですので、作り方を紹介します。ぜひ料理の一品としてご利用ください。 食育つうしん(2020年12月)を掲載しました。
配布文書のコーナーに食育つうしん(2020年12月)を掲載しました。
☆こちらからどうぞ!⇒食育つうしん(2020年12月) 本日の献立/12月4日(金)・はくさいのおひたし ・りんご ・コッペパン、ブルーベリージャム、牛乳 栄養価 エネルギー 892kcal、たんぱく質 34.3g、脂質 27.7g ☆うどん/カレーうどん☆ うどんは、小麦粉に塩水を加えてこねたものを麺にした日本で生まれた食品です。その発祥には諸説があり明確ではありませんが、奈良時代に中国から伝わった「混沌(こんとん)」というお菓子がもとになったのではないかといわれています。混沌は小麦粉の皮で餡(あん)を包んだ団子(だんご)またはワンタンのようなもので、これを温かい汁に入れるようになって「温飩(おんとん)」と呼ばれ、これが「うんとん」となり、「うどん」に変化していったといわれています。そして、室町時代になって、現在のような麺としてのうどんになったと考えられています。その後、庶民の間にもひろまり、江戸時代に入って、しょうゆで味付けしただしにうどんを入れるようになったそうです。 カレーうどんについては、各地、各店でいろいろな工夫を凝らされる中、1904(明治37)年ごろ、東京、早稲田のあるお店で考案されたとされています。 今日の給食では、昆布とけずりぶしでとっただしに、牛肉、うすあげ、野菜を加えて、カレールウの素、しょうゆなどで味つけしたカレー汁に、ゆでたかんめんを加えています。 本日の献立/12月3日(木)・田辺大根の煮もの ・田辺大根葉のみそ汁 ・ミニフィッシュ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 752kcal、たんぱく質 35.0g、脂質 15.4g ☆田辺大根☆ 田辺大根は、大阪で古くから栽培されてきた品種で、「なにわの伝統野菜」のひとつとなっています。江戸時代に栽培が始まり、摂津国東成郡田辺地区(現在の大阪市東住吉区)の特産として定着しました。明治時代では、根の部分は縦横がほぼ同じ大きさだったようですが、次第に縦長となり、長さ20cm、太さ9cm程度の大きさに改良されました。その後大正、昭和と時代が移るにつれ、食生活の洋風化や生産性を重視する農業の変化に伴い、生産量は減少し、さらに1950年ごろにウイルス病が発生したことにより、その姿は見られなくなりました。その後1999年ごろから復活させようとする声が高まり、少しずつ生産量も増えているようです。大阪市の学校給食でも、年に一回ではありますが、地域を限定して実施するようにしており、今年度は、平野区での実施となりました。 だいこん本来の苦みが感じられ、年配の方であれば、なつかしく思われるかもしれません。加熱すると甘味が増し、やわらかくなりますが、煮崩れしにくい特徴を持っていますので、煮物や汁物に向いています。 今日の給食では、根の部分は煮ものに、葉の部分はみそ汁に使用しています。 |