本日の献立/12月3日(金)・だいこんの煮もの ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 736kcal、たんぱく質 32.8g、脂質 15.1g ☆だいこん(大根)☆ ダイコンは、アブラナ科の野菜で、かなり古くから栽培されており、4500年以上前に建てられたとみられるピラミッドにもその記述が残されているそうです。日本でも「日本書紀(720年)」などにも記載があり、古くから栽培されてきたとともに、「春の七草」のひとつである「すずしろ(蘿蔔、清白)」としても親しまれてきました。 旬については、作型が季節によって、秋ダイコン、冬ダイコン、春ダイコン、夏ダイコンに分けられて栽培されているため特定しにくいですが、中でも辛味の少ない11月〜3月に収穫されるものが好まれ、冬の野菜の代表格となっています。 ダイコンの白い根の部分には、消化酵素が多く含まれ、胃腸の調子を整え、消化吸収を促す効果があります。ただし、加熱するとその効果は弱くなるので、だいこんおろしなどにして食べるととても効果的です。葉の方は、除いて販売されることがほとんどなので、食べることは少なくなりましたが、緑黄色野菜としてカロテンやビタミンC、カルシウムなども豊富に含んでいます。 今日の給食では、豚肉とともに、だしこんぶ、けずりぶしのだし汁にみりん、薄口しょうゆで味つけして、和風の煮ものにし、水溶きでん粉でとろみをつけています。 本日の献立/12月2日(木)・すまし汁 ・ミニフィッシュ(袋) ・牛乳 栄養価 エネルギー 787kcal、たんぱく質 27.5g、脂質 21.4g ☆カツ丼☆ 丼物として提供される料理は、ご飯とおかずを一つの鉢に盛った日本料理の1つとなっています。丼物の始まりは1800年代の初めごろ鰻丼の元と鰻飯が提供され、その後、江戸時代末期に天丼、明治に入り牛丼、1890年代に親子丼、そして、大正時代の1913年頃にカツ丼というような歴史をたどっているようです。当初から和風のファーストフード的な存在として好まれ、今もその人気はやむことがないように思います。 カツ丼については、一般的に、たまねぎなどを割下(わりした)といわれるだし汁にしょうゆ、砂糖、みりんなどで味付けした調味液で煮て、卵でとじたものをトンカツとともにごはんにのせます。しかし、地域によっては、ソースやみそで味つけされたものなどがあります。 なんとなく豪華で、食べやすく、また、カツどんという名が勝利を導くゲンかつぎとして親しまれてきました。ただ、受験や試合前などで、つい食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こし、逆効果となる可能性もありますので、よく考えて食べましょう。 本日の献立/12月1日(水)・きゅうりのしょうがづけ ・りんご ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 714kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 20.2g ☆かぜ等の感染症予防と栄養素☆ かぜ、インフルエンザ等の感染症は、おもに空気中に漂っているウイルスが鼻やのどなどから体内へ入って増殖することで発症します。これらを食事の面から予防するには、栄養バランスの整った食事をして免疫力を高め、ウイルスを寄せつけないようにすることが重要となります。 特に、たんぱく質とビタミンA、ビタミンCには次のような点から効果があると考えられています。 ・たんぱく質…体を温め、寒さに対する抵抗力を高める。 ・ビタミンA…のどや鼻などの粘膜や皮膚を健康に保つ。 ・ビタミンC…免疫力を高めて、かぜ等をひきにくくする効果がある。 ただし、栄養素はひとつだけ多くとっても効果的に作用しないので、全体的なバランスを整えたうえで、これらの栄養素を十分に摂取するように心がけましょう。また、手洗いを習慣づけることや睡眠を十分にとることなどもかぜなどの予防には大切な要素となります。これからますます寒くなりますので、体調をくずさないように注意しましょう。 |
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