本日の献立/7月14日(木)・オクラの梅風味 ・ツナっ葉炒め ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 702kcal、たんぱく質 27.9g、脂質 17.5g ☆梅肉(ばいにく)☆ 梅肉というのは、梅干しの種を取り除き、すりつぶしたもので、おにぎりや、あえもの、煮もの、焼き物などの料理によく使用されています。 梅は中国が原産とされ、古くから観賞用や薬用などとして栽培されていました。およそ1500年前には果実が塩漬けとして利用されていたという記録があるそうです。日本へも古くから観賞用として伝わっていたようですが、梅干しとして果実を利用されるようになったのは平安時代の中頃と考えられており、村上天皇(926〜967年)が梅干しと昆布茶で病気を治したとの言い伝えがあります。戦国時代になると、梅干しは保存食としてだけでなく、食中毒予防や傷の消毒にも用いられたといわれています。今でもクエン酸などによる疲労回復効果や消毒効果、またアルカリ性の食品であるということなどから健康的な食品として取り上げられています。 今日の給食では、梅肉、砂糖、酢、うす口しょうゆと合わせて、蒸したオクラにあえています。 本日の献立/7月13日(水)・切干し大根のゆずの香あえ ・冬瓜のみそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 720kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 20.7g ☆うす揚げ☆ うす揚げは、油揚げとも呼び、薄く切った木綿豆腐を圧搾してある程度脱水し、菜種油や大豆油などで揚げたものです。原料の豆腐は、膨張しやすくするため、通常よりも豆乳の濃度を薄く、加熱温度を低くするそうです。そして、最初は低温で揚げて膨張させ、次に高温で揚げることで表面の水分をとばし、収縮しないように張りを持たせ、独特のふんわりとした食感にしているそうです。みそ汁の具や煮もの、いなりずしなど様々な料理に使用されます。 豆腐の加工品なので、たんぱく質のほか、カルシウムや鉄などのミネラル成分も多く含まれています。油で揚げていますので脂質が多くなりますが、料理をする際は余分な油を除くため、熱湯をかけて「油抜き」という作業をしてから調理することが多いです。 今日の給食では、みそ汁の具として使用しています。 本日の献立/7月12日(火)・グリーンアスパラガスとキャベツのサラダ ・冷凍みかん ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 639kcal、たんぱく質 29.1g、脂質 17.9g ☆冷凍みかん☆ 「冷凍みかん」は、その名の通りみかんを冷凍したものです。1955年(昭和30年)に、神奈川県の小田原駅で販売されたのが最初です。夏に売れる商品として、鉄道弘済会と冷凍食品の会社の共同開発により考案されました。発売後、人気も高まり、駅の売店や車内販売だけでなく、学校給食のデザートとしても提供されるようになりました。その後、昭和40年代に人気のピークを迎え、年間売り上げが1000万個にも上りましたが、電車内の冷房も整備されるようになるとともに、アイスクリームなどの人気も高まるようになり、徐々にその需要も減少しました。最近ではあまり見かけることも少なくなったように思いますが、大阪市の学校給食では、その後も人気デザートの1つとして毎年提供しており、現在も年2回程度実施しています。 みかんをそのまま冷凍していますので、栄養価もほとんど変わることなく維持されており、夏のデザートとして、たいへん適したものであると思われます。 本日の献立/7月11日(月)・冬瓜の煮もの ・みそ汁 ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 710kcal、たんぱく質 35.7g、脂質 15.0g ☆冬瓜(とうがん)☆ 冬瓜は、きゅうりやスイカなどと同じウリ科の植物で、東南アジアやインドなどが原産とされる野菜です。日本へは古くから伝わり、平安時代には栽培が始まっていたようです。昔は「加毛宇利(かもうり)」と呼ばれ、夏が旬の野菜ですが、貯蔵性が高く、切らずにおいておくと冬でも食べることができるということから、「冬瓜」の名が付きました。 たいへん大きな野菜で、国産のもので、10kg程度にまでなるものもあります。およそ95%が水分で、低エネルギーではありますが、カリウムを多く含むので、高血圧や夏バテの予防に効果が期待されます。 味はとても淡白でくせがなく、煮物や汁物などの料理によく使用されています。 今日の給食では、鶏肉とともに、しょうが、みりん、塩、うす口しょうゆで味付けしただしで軟らかく煮て、でん粉でとろみをつけています。 本日の献立/7月8日(金)・スープ ・ぶどうゼリー ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 748kcal、たんぱく質 33.5g、脂質 21.1g ☆かぼちゃ☆ かぼちゃはウリ科の植物で、アメリカ大陸が原産とされています。利用の歴史は古く、メキシコの洞窟で紀元前数千年の地層から種子が発見されているそうです。コロンブスの新大陸発見後、ヨーロッパから世界中へと広まりました。日本へは各地から主なものとして、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃなどが伝わり、現在一般に出回るものの9割程度が西洋かぼちゃとなっています。 最初に伝わったのは、日本かぼちゃで、16世紀中ごろにポルトガルから九州に伝わり、これがカンボジア産であるとして伝わったことが、「かぼちゃ」の語源となりました。西洋かぼちゃは、江戸時代末期にアメリカから伝わり、北海道を中心に全国に広がりました。ペポかぼちゃは、明治時代初期に中国から伝わり、色や形が個性的である反面、味にはあまり魅力のないものが多いため、料理の色添えや観賞用として利用されることが多くなっています。 かぼちゃはカロテンを多く含む緑黄色野菜の代表格で、輸入品の利用により年中出回りますが、国産品は6〜10月ごろに多く出回ります。旬は、一般的には5〜9月ごろとされ、夏野菜の1つとして利用されますが、品種によっては秋から冬においしくなるものもあります。 今日の給食では、ミートグラタンとして使用しています。 |
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