本日の献立/7月7日(木)・ゴーヤとツナのマヨネーズ風味(マヨネーズ) ・ミックスフルーツ(缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 869kcal、たんぱく質 31.2g、脂質 32.0g ☆マヨネーズ☆ マヨネーズの発祥については諸説ありますが、地中海に浮かぶスペインのメノルカ島とされています。ヨーロッパ諸国で、「七年戦争(1756〜1763)」が繰り広げられた当初、フランス軍がメノルカ島で戦いを繰り広げていた最中、指揮官であったリシュリュー公爵(1696〜1788)がこの島のマオンという町の料理店で食事をしたところ、島の名物である卵を使ったソースを気に入り、店主にソースの名を尋ねましたが、とくに名前はなかったので、店主は「マオンのソース」と答えたそうです。リシュリュー公爵はこのレシピをフランスに持ち帰り、その子息が「マヨネーズ」と命名して広めたそうです。ちなみにこのリシュリュー公爵はフランスの小説「三銃士」に登場するリシュリュー枢機卿の甥の息子にあたり、第三代リシュリュー公爵となります。 日本へは、明治時代に西洋文化とともに伝わりましたが、高級品扱いされ、一般には広まりませんでした。その後中島薫一郎(なかしまとういちろう/1883〜1973)氏がアメリカを訪れた際にマヨネーズと出会い、帰国後に会社を設立し、マヨネーズの開発に取り組み1925(大正14)に発売を開始しました。徐々にではありましたが一般家庭にも広がり、第二次世界大戦後の昭和30年代ごろから特に需要が増え、一般的に使用される調味料の一つになりました。 今日の給食では、ゴーヤとツナをオリーブ油で炒めたものに添えています。 ※今日の献立は、昨年度の学校給食コンクールで優秀賞作品となった野田小学校の皆さんが考えた献立です。「夏野菜を食べることで、夏バテ予防になると思い考えました。」とのことです。 本日の献立/7月6日(水)・豚肉の竜田揚げ ・きゅうりの甘酢づけ ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 819kcal、たんぱく質 32.9g、脂質 21.8g ☆熱中症を予防しましょう☆ 夏至から約2週間が過ぎ、明日(7/7)は暦の上で、小暑を迎えます。例年ならそろそろ梅雨明けといったところですが、今年は早くも梅雨が明け、記録破りの暑さとなっています。 高温の環境下では、私たちは汗をかくことで体の熱を逃がしているため、知らず知らずのうちに汗とともに水分やミネラル成分が失われています。そのため、いつの間にか水分不足の状態に陥り、熱中症を発症する原因となります。このようなことを防ぐため、こまめに水分やミネラルを補給する必要があります。 水分補給には、水やお茶などで水分をとることも大切ですが、大量に汗をかくと、塩分などのミネラル成分なども同時に失われるため、水分だけを補給していると体液が薄まった状態となり、けいれん、頭痛、吐き気などの症状が起こることもあります。塩分のとりすぎには注意が必要ですが、状況に応じて補給することも大切です。 そのためには、水分と合わせて塩分を補給するタブレットなどの利用や、経口補水液、スポーツドリンクなども有効ですが、食事のときに、スイカ、きゅうり、トマトなどの水分の多い食品や、みそ汁、スープなどの汁物を利用することも効果的です。とくに汁物は、具として野菜や海藻などを上手く使うことでミネラル成分もしっかりとることができますので、たいへん効果的です。 本日の献立/7月5日(火)・じゃがいもとトマトのチーズ焼き ・もやしとコーンのソテー ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 732kcal、たんぱく質 35.1g、脂質 21.1g ☆トマト(じゃがいもとトマトのチーズ焼き)☆ トマトにはいろいろな有効成分が含まれているとして、よく話題になっています。まず、皮の部分に多い赤い色素には、強い抗酸化素養を持つリコペンが含まれており、活性酸素を除去し「がんや老化を予防する働き」があると言われています。そのほか、ビタミンCやカロテンによる、のど・鼻の粘膜や皮膚を丈夫にし「体の抵抗力を高める働き」、食物繊維のペクチンによる「体内の有害物質の排出と便秘、生活習慣病の予防」、さらにカリウムによる「夏バテや高血圧の予防」など、健康保持に役立つ食品として取り上げられています。 しかしながら、これだけ食べていれば良いというわけではなく、これらの機能を生かすためには、やはり食事全体の栄養バランスが必要であるということも合わせて知っていただきたいと思います。 今日の給食では、今が季節の生のトマトにベーコン、じゃがいも、チーズなどをとり合わせてオーブンで焼き、栄養のバランスとともに、それぞれの食材のおいしさを引き出した献立にしています。ご家庭でも簡単にできますので、日々の食事の一品としても利用してみてください。 本日の献立/7月4日(月)・きゅうりのしょうがづけ ・大福豆の煮もの ・牛乳 栄養価 エネルギー 699kcal、たんぱく質 27.5g、脂質 17.0g ☆大福豆☆ 大福豆は、へその部分まで真っ白なインゲン豆の仲間で、6/29に紹介したてぼ豆などとともに「白いんげん」の仲間です。てぼ豆と比べると大粒で、10個並べると6寸(18.2cm)くらいになるということから、西日本では「斗六豆(とうろくまめ)」、「十六寸豆(とろくすんまめ)」などと呼ばれることもあります。また、大福豆は蔓性(つるせい)で、草丈が3mくらいにもなるため「手竹(てだけ)」と呼ばれる支柱を立てて栽培されます。おもに北海道の胆振(いぶり)地方や北見地方で栽培されており、9月ごろに多く収穫されます。 甘納豆や煮豆、和菓子などの材料として使用されており、不足しがちな鉄分や食物繊維を多く含む食品です。 今日の給食では、砂糖、塩、しょうゆを使って甘い味付けの煮ものにしています。 ※食育つうしん(2022年7月)を配布文書のコーナーに掲載しました。 こちらからどうぞ⇒食育つうしん(2022年7月) 本日の献立/7月1日(金)・ウインナーとキャベツのスープ ・すいか ・黒糖パン、牛乳 栄養価 エネルギー 729kcal、たんぱく質 31.9g、脂質 18.7g ☆パエリア☆ パエリアは、スペイン東部のバレンシア地方が発祥の料理で、その歴史は古く9世紀ごろから作られていたようです。パエリアの名は、バレンシア語で鍋やフライパンをあらわす言葉がもとになっています。両側に取っ手のある浅くて丸い専用のパエリア鍋で、魚介類や肉類、野菜を炒め、そこに米、水、そして黄色く色づけるサフランなどを加えて炊き上げ、これを取り分けて食べるのが一般的になっています。 今日の給食では、鶏肉、イカ、赤ピーマン、トマト、三度豆などを具材とし、色付けにはサフランの代わりにカレー粉を使用してスチームコンベクションオーブンで炊き上げました。 |
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