本日の献立/10月21日(金)・中華スープ ・黄桃(缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 713kcal、たんぱく質 29.5g、脂質 15.5g ☆野菜を食べましょう☆ 厚生労働省が「健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動)」で示している野菜の一日の目標量は、成人の場合で350g以上となっています。この内訳として緑黄色野菜を120g以上、その他の野菜を230g以上が望ましいとされています。しかし、これだけの野菜を一度に摂取することは、すこし困難な量だと感じる方もあると思います。 ◎野菜を野菜をうまくとるには、 1.朝、昼、夕食の3食にうまく振り分ける。 2.炒めもの、煮もの、鍋もの、汁もの、蒸しものなど、加熱調理することにより、かさを減らして食べやすくする。 など、食べ方をくふうすることで、野菜を多くとりやすくなります。 本日の献立/10月20日(木)・じゃがいもと野菜の煮もの ・焼きのり ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 781kcal、たんぱく質 27.6g、脂質 20.5g ☆みそ(味噌)☆ みそは、古代中国の「醤(ひしお)」や「豉(くき)」と呼ばれる発酵食品が飛鳥時代に日本へと伝わり、これが由来となり独自に発展したものと考えられています。「大宝律令(701年)」では「未醤(みしょう)」という発酵食品の記録があり、これが「味噌(みそ)」につながっているようです。当初は高級品であったため、貴族や僧侶など一部の人々の使用にとどまっていましたが、室町時代になって豆類や穀類の生産量が増えたことから、みそづくりも盛んになり、一般的なものとなっていったようです。その後、豊臣秀吉の時代に懐石料理で味噌が使われるようになり、みそ料理の基礎ができ上がりました。そして、1626年には伊達政宗により、「御塩噌蔵(おえんぞぐら)」と呼ばれるみそ工場が仙台で設立され、大量生産が可能となりました。 今でもみそは、日本理の食生活には欠かせないものとなっており、各地の気候・風土により、様々な種類のものが製造されています。 今日の「みそカツ」のたれには、「八丁みそ」という大豆と塩を原料とした豆みそを使用しています。これは、愛知県岡崎市八帖町を主産地とするみそで、同市にある2件のみそ会社の登録商標になっています。3〜5年をかけて熟成させてつくる光沢のある赤褐色の辛みそで、保存性が高く濃厚な旨味と渋味があります。 本日の献立/10月19日(水)・大学いも ・みかん ・コッペパン、アプリコットジャム、牛乳 栄養価 エネルギー 784kcal、たんぱく質 36.3g、脂質 18.1g ☆さつまいも☆ サツマイモは、中央アメリカが原産で、栽培の歴史も古く紀元前にまでさかのぼります。コロンブスらによる新大陸発見後、ヨーロッパに伝わりましたが、温暖な気候を好むためヨーロッパではあまり普及は見られず、16世紀初めごろ、スペインの旅行者によりアジア諸国へと伝わり、各地へと広がりました。日本へは17世紀初期に中国から沖縄へと伝わりました。その後、1705年に薩摩の漁師が鉢植えを持ち帰って増殖させ、薩摩藩において享保・天明の飢饉を救ったとされています。その後18世紀前半に蘭学者の青木昆陽により、全国へと普及し、第二次世界大戦における戦中戦後の食糧難でも大いに役立ったようです。 今日の給食では、油で揚げたサツマイモに、砂糖、塩、しょうゆ、水で作った蜜をかけ、「大学いも」にしています。 本日の献立/10月18日(火)・みそ汁 ・牛ひじきそぼろ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 697kcal、たんぱく質 31.4g、脂質 17.1g ☆赤魚(あかうお)☆ 赤魚は、宮城県以北、北海道からベーリング海、アラスカ湾など北太平洋の100〜300mくらいの深い海に生息しています。フサカサゴ科の魚で、正式和名は「アラスカメヌケ」といいます。メバルなどの仲間で、体長は50cm程度になります。メヌケという名は、フサカサゴ科で深海に生息し、40〜60cmくらいになる大型の魚につけられており、ほかにはサンコウメヌケ、バラメヌケといった種類があります。これらは漁獲される際に、深海から急激に引き上げられ、水圧の低下により目玉が飛び出してしまう現象が起こることから「目抜け(メヌケ)」と呼ばれるようになりました。 白身で味にくせがないので、煮つけ、揚げ物、みそ漬けなど幅広く料理に使われます。一般にメヌケの仲間は、秋から冬にかけてが旬で、脂がのりより一層味がよくなります。 今日の給食では、塩焼きした赤魚に、だいこんおろし、みりん、しょうゆ、ゆず(果汁)を合わせて煮たたれをかけています。 本日の献立/10月17日(月)・もやしとピーマンの炒めもの ・白菜のスープ ・パンプキンパン、牛乳 栄養価 エネルギー 745kcal、たんぱく質 39.5g、脂質 22.2g ☆パセリ☆ パセリはセリ科の野菜で、日本名では「オランダぜり(和蘭芹)」と呼んでいます。原産地は、南イタリアおよびアルジェリアといわれ、古代ローマ時代から使用されていたようです。日本へは、18世紀の終わりごろにオランダから長崎に持ち込まれ、栽培が始まりました。本格的な栽培が始まったのは明治時代以降で、今では全国的に栽培がおこなわれています。旬は1〜2月ごろですが、ハウス栽培などにより年中出回っています。 栄養価は、他の野菜と比べてビタミン類、ミネラル類いずれも非常に高く、緑黄色野菜として分類されています。ただ、香りがたいへん強く、ハーブとして使用されることがほとんどなので、一回の使用量が少ないことが多く、その栄養価を活かされにくくなっています。また、日本では、飾りとしてのイメージが強いためか、料理に添えられていた場合などは、食べずに残されることも多く、たいへん残念な野菜といえそうです。 今日の給食では、みじん切りにして、スープの香りづけとして使用しています。 |
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