本日の献立/12月15日(金)・小松菜の煮びたし ・すまし汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 700kcal、たんぱく質 32.2g、脂質 20.4g ☆鯖(さば)☆ サバは、エサや過ごしやすい場所を求めて、広い範囲を群れになって泳ぎ回る典型的な回遊魚で、体長は50cmくらいになります。日本近海で獲れるサバは、おもにマサバとゴマサバで、一般的にサバというとマサバの方をさします。加工品や切り身などで販売されているものは、ノルウェーなどで獲れるタイセイヨウサバがよく使われています。 それぞれの特徴としては、マサバは10〜12月ごろになると脂がのっておいしくなり、ゴマサバは脂肪分が少ないものの年間を通して味が落ちないので、年中利用され、マサバの味が落ちる夏には特に重宝されます。タイセイヨウサバは、脂肪の含有量がたいへん多く、日本近海のものと比べると、1.5〜5倍にもなり、味も良く、年間通して出回ります。 サバは「サバの生き腐れ」といわれるように、水揚げされるとすぐに死んでしまい、腐りやすくなるので、新鮮なうちに「塩サバ」、「しめさば」やしょうがを使った「煮つけ」などに加工や調理をされることが多いです。また、数をごまかすことを「さばを読む」といいますが、サバが腐らないうちに、急いで数を読むため、数をごまかしたことが、この言葉の由来となったそうです。 栄養面では、血液を流れやすくするといわれるIPAや、脳の働きを良くするといわれるDHAが多く含まれ、また、たんぱく質や鉄、ビタミン類も多く含み、とくに成長には欠かせないビタミンB2が多く含まれています。 今日の給食では、塩で下味をつけて焼いたものに、大根おろし、みりん、しょうゆ、ゆず果汁を合わせて煮たたれをかけ、みぞれかけにしています。 本日の献立/12月14日(木)・きゅうりのしょうがづけ ・いり黒豆 ・発酵乳 ・黒糖パン(1/2)、牛乳 栄養価 エネルギー 691kcal、たんぱく質 36.4g、脂質 21.4g ☆しっかり手を洗いましょう☆ 私たちの手には、きれいに見えても目には見えない無数の細菌やウイルスなどが付着しています。その手のまま、口や鼻、目を触ったり、食べ物を口にしたり、食事の用意をしたりすることで食中毒や風邪、その他の感染症などの原因となり、健康を害することもあります。食中毒などは、食品の中で細菌が繁殖してそれを食べることにより発生するものと思われていますが、O157やノロウイルスなど少量の細菌やウイルスで発症するものもあり、ヒトからヒトへと感染することも多くあります。今週(12/11)にも、11中旬から下旬にかけて、大阪市の小学校で、腸管出血性大腸菌(O157)による感染症が発生したとの発表がありました。(⇒大阪市ホームページ/腸管出血性大腸菌感染症の集団感染事例について) 感染症や食中毒を予防するには、食品に対する衛生も大切ですが、それ以前に手洗いについてもたいへん重要な要素となります。 手洗いの基本は、水で濡らした手に石鹸をつけ、よく泡立てて、てのひら、手の甲、指、爪、手首などをしっかり洗い水ですすぎ、清潔なタオル等でふきあげます。とくに食事前やトイレの後にはしっかりと手を洗うことが大切です。 本日の献立/12月13日(水)・菊菜と白菜のごまあえ ・みそ汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 729kcal、たんぱく質 32.1g、脂質 20.0g ☆ねぎ(葱)☆ ネギは、中国、シベリアなどが原産とされ、2000年以上前から栽培されていたようです。日本へは、奈良時代に伝わったとされ、「日本書紀(720年)」に「秋葱」という名のでの記述が最古のものと言われ、その他「本草和名(918年)」など多くの書物に記述が見られ、古くから栽培されていたことがわかります。 寒さに強いことから全国に広がり、土地に合った品種がつくられるようになりました。大きく分けると、西日本では主に葉の部分を利用する「葉ねぎ」、東日本では根の部分を利用する「根深ねぎ」がそれぞれ多く栽培されるようになりました。一般的には、葉ねぎは「青ねぎ」、根深ねぎは「白ねぎ」と呼ばれ、どちらも年中出回っていますが、冬が旬の野菜です。白ねぎは、西日本でも冬になると鍋物などで使われることが多くなります。ネギの白い部分には、特有の辛味成分であるアリシンが多く含まれ、体を温めたり、ビタミンB1の吸収を高めたりすることから、風邪などで弱った体を回復する効果が期待されています。 今日の給食では、白ねぎを使用し、料理酒、砂糖、みりん、しょうゆで下味をつけた豚肉とともにスチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにしています。 本日の献立/12月12日(火)・肉だんごと麦のスープ ・みかん ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 873kcal、たんぱく質 36.8g、脂質 27.6g ☆マリネ☆ マリネは、フランス語で「漬け込む」「浸す」という意味になり、肉や魚、野菜などを調味料で漬け込む調理法、またはその料理のことを言います。この漬け汁は「マリナード」と呼ばれ、おもに酢やレモン汁、ワイン、塩水などでつくられ、これに風味をつけるために、油や香草、香辛料などを加えることも多いです。漬け込むことで風味付けや、素材を柔らかくするなどの効果があり、これを下処理の段階で行うものや、仕上げに使うものもあります。また、素材を生のまま漬けるものや、加熱してから漬けるものなど様々な料理法があります。料理法から考えると日本の料理では生鮨(きずし)や南蛮漬けなどもマリネの一種と言えます。 今日の給食では、角切りの鮭にでんぷんをまぶしてから揚げにし、うす切りにした玉ねぎとりんご酢、米酢、砂糖、オリーブ油、料理ワイン、塩でつくった漬け汁をかけて、マリネにしています。 本日の献立/12月11日(月)・ブロッコリーとコーンのサラダ ・黄桃(カット缶) ・牛乳 栄養価 エネルギー 799kcal、たんぱく質 28.4g、脂質 21.4g ☆冬が旬の野菜☆ 食品の「旬(しゅん)」というのは、その食品を食べるのに最も適した時期のことを言います。旬の食品はおいしいということに加えて、栄養価は高く、価格は低くなる傾向にあります。さらに生産にかかる燃料なども旬以外の時期のものに比べて少なくすることができるため、二酸化炭素の排出量を抑えるといったメリットもあると考えられています。 冬の時期に旬を迎える野菜の代表的なものとして、ほうれん草、小松菜、だいこん、かぶ、はくさい、ブロッコリー、菊菜、ねぎ、れんこん、にんじんなどがあります。冬の野菜は、寒さによる凍結を防ぐため、細胞に糖分を蓄積させる傾向にあることから、糖度の高い野菜が多くあります。また、ビタミンA(カロテン)やビタミンCなども多く含み、血行をよくして体を温めるほか、免疫力を高めるなど感染症予防にも効果があると考えられています。 今日の給食では、カレーライスに使用しているだいこん、れんこん、にんじん、サラダに使用しているブロッコリーが旬の野菜となっています。 |
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