本日の献立/10月31日(火)・帆立貝とトマトのスープスパゲッティ ・白菜のピクルス ・コッペパン、バター、牛乳 栄養価 エネルギー 816kcal、たんぱく質 37.8g、脂質 31.7g ☆食後の過ごし方☆ 食事をとると、胃の中では食べ物と消化液を混ぜ合わせる消化運動が始まります。そして、アミラーゼ、ペプシン、トリプシン、リパーゼなどの消化酵素の働きによって栄養成分を吸収しやすいように分解します。この時に激しい運動をすると手足などの筋肉に血液が集中するため胃腸の働きが鈍くなり、消化が十分に行われなくなると言われています。そのため、消化を促すためには、食後は激しい運動を避け、静かに過ごすか、軽い運動にとどめておく方がよいと思われます。 ただし、静かにと言っても食べてすぐ睡眠までとってしまうと、この場合も胃腸の働きが鈍くなり消化不良などの原因になりますので、注意が必要です。 本日の献立/10月30日(月)・もやしのゆずの香あえ ・豚汁 ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 703kcal、たんぱく質 34.7g、脂質 16.8g ☆赤魚(あかうお)☆ 赤魚として市場に出回っている魚はいろいろとあり、その名の通り赤い色をした魚で、古くは江戸時代以前から食べられていた日本近海に生息するアコウダイと呼ばれる魚のことでしたが、現在ではアラスカメヌケやタイセイヨウアカウオと呼ばれる魚が主となっています。アラスカメヌケは、宮城県以北、北海道からベーリング海、アラスカ湾などの北太平洋、タイセイヨウアカウオは、ヨーロッパ、スペイン、カナダ、グリーンランドなどに生息しており、アコウダイをはじめ、いずれも深い海に住む50cmくらいまたはそれ以上になる大型のメバルの仲間です。また深海に生息するため、漁獲時に水圧が急激に低下し、目が飛び出すような現象が起こることから、これらの魚を「メヌケ(目抜け)」とも呼んでいます。 白身で味にくせがないので、煮つけ、揚げ物、みそ漬けなど幅広く料理に使われます。一般にメヌケの仲間の旬は秋から冬にかけてとなり、脂ものってより一層味がよくなります。 今日の給食では、塩焼きした赤魚に、料理酒、みりん、しょうゆを合わせて煮たたれをかけています。 本日の献立/10月27日(金)・中華スープ ・みかん ・おさつパン、牛乳 栄養価 エネルギー 758kcal、たんぱく質 31.6g、脂質 18.0g ☆おこわ(御強)☆ 「強い」の読み方には、「つよい」のほか「こわい」とも読まれ、堅い、頑固というような意味も持っています。このことから昔は、うるち米、もち米どちらの米も蒸して調理したものは、炊いた米より弾力が強く感じることから「強飯(こわいい)」、じゅうぶん水を加えて柔らかく炊いた米は「姫飯(ひめいい)」と呼んでいました。江戸時代のころになると、うるち米は、水を加えて炊くのが一般的になり、これを「飯(めし、はん)」と呼び、もち米を蒸したのを「強飯(こわいい)」と分けるようになったようです。これらにそれぞれ「御(ご、お)」をつけて「御飯(ごはん)」、「御強(おこわ)」と呼ぶようになりました。現在では、もち米のみ、またはもち米とうるち米を合わせたものは、蒸しても炊いても「おこわ」と呼ぶようになっています。もち米を使用することで、独特の食感と甘みが加わります。 今日の給食では、もち米に、焼き豚、金時豆、しめじ、水、調味料を加えてバットに入れ、スチームコンベクションオーブンで蒸し焼きにし、中華風のおこわにしています。 本日の献立/10月26日(木)・焼きれんこん ・さつまいものみそ汁 ・牛乳 栄養価 エネルギー 670kcal、たんぱく質 25.9g、脂質 14.4g ☆ジューシー〜沖縄の食文化〜☆ 沖縄の食文化は、長い歴史や諸外国と交流する中で発展し、伝統的に継承されてきました。これを琉球料理と呼び、豚肉や海藻、魚、とうふ、野菜など、地域に根ざした食材が多く用いられています。そして、これらの食材の相性もうまく組み合わせられており、栄養バランスにおいても優れた料理が多くあります。 今日の給食献立として取り入れた「ジューシー」もその一つで、豚肉や海藻類を使用した炊き込みご飯です。本来の名前は、「ジューシーメー」と呼ばれ、「雑炊飯(ぞうすいめし)」が方言となった言葉のようです。また、雑炊風に調理されるものは「ヤファラジューシー」、炊き込み風に調理されるものは「クファジューシー」と呼ばれるそうです。 もともとは行事やお祝い事などによく振舞われる料理だったそうですが、今では家庭料理としても親しまれているようです。 今日の給食では、ご飯の上に具をかけ、各自で混ぜて食べてもらうようにしています。 本日の献立/10月25日(水)・切干し大根のごま辛味づけ ・焼き豚とワンタンの皮のスープ ・ごはん、牛乳 栄養価 エネルギー 699kcal、たんぱく質 35.4g、脂質 13.7g ☆ラー油(辣油)☆ ラー油はごま油などの植物油にトウガラシなどの香辛料を加えて加熱し、辛味成分カプサイシンやカロテノイド系の色素などを油に移行させた中国の調味料です。日本ではトウガラシなどの薬味を除いて油成分のみを販売されることが多いですが、中国では、取り除かずにそのまま提供され、薬味とともに使用することが多いようです。また、中国の家庭ではトウガラシのほか、青ねぎ、サンショウ、しょうが、ハッカク、ごま、陳皮(チンピ)、桂皮(けいひ)などの香辛料も原料として使われるそうです。料理では、その辛味を生かして、ギョウザやシュウマイのたれ、ラーメン、あえもの、炒めもの、サラダ、前菜のソースなどいろいろな料理に利用されます。 今日の給食では、「切干し大根のごま辛味づけ」の味付けしとして使用しています。 |
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