先生がおすすめする本 その2

世界から猫が消えたなら
(著:川村元気/小学館文庫)

『僕は生きるために消すことを決めた。』

30歳、郵便局員の「僕」。猫とふたり暮らし。余命残りわずか。
そんな僕の前に、自分と同じ姿をした悪魔が現れ、「大切なものと引き換えに1日の命をあげる。」と告げられる。
電話、映画、時計…。命と比べて「まあ無くてもいいかな」と思うものを世界から消していくが……。


人は、失ってから、それがどれほど大切なものなのかを実感するのだと思います。
まさに今、私自身も生徒のみなさんと学校生活を送れることがいかに幸せであったかを思い出し、その日が来るのを待ちわびています。

この本を読むと、今存在する「あたりまえ」の価値に改めて気づかされます。ハッと突き刺さるような、でも優しくて温かな文章があり、何度も読み直したくなります。最後のお母さんの手紙でぶわっと涙が…。一生懸命に生きるきっかけをくれる素敵な一冊です。


1年 英語科 渡邊彩弥
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