全校集会(3月13日)本日の校長先生のお話を掲載します。 今日は、先日1・2年生に返却されたチャレンジテストの結果を中心に話をします。 以前、3年生のチャレンジテストの結果もこの全校集会の場で話しました。「3年生、良く頑張った!」と褒めたのを覚えている人も多いと思います。線ではなく点で捉えると、3年生や更にその先輩方が築いてきた伝統を、今回の1・2年生は守れませんでした。少々残念な結果でした。 長い間、各学校毎に、良くできる人・まぁまぁの人・もっと頑張らなければならない人というような評価、他人に比べてどうのこうのという相対評価をしてきましたが、これでは、良くできる人が大勢いる学校では、いくら頑張ってもなかなか良い成績が貰えません。一方、皆があまり頑張らない学校では、ちょっと頑張っただけで良い成績が貰えてしまいます。それで、勉強ができるのかと自信を持ってしまうと、高校入試時になって、他校の中学生との競争で実力がなかったことが分かるというようなことになってしまいます。時すでに遅し、ですね。 それで、最近、評価の制度が変わり、ここまで理解できている人は大阪府下のどの学校に居ても、良くできる人、ここまでできたらまぁまぁ理解できている人という評価、つまり絶対評価をしようということになりました。全ての学校の統一した基準が必要で、その基準がチャレンジテストです。 チャレンジテストの平均が良ければ、この学校は、良くできる人が沢山いる結果だから、良くできるという評価を沢山出してもいいですよ、平均が悪ければ、良くできる人があまりいなくてもう少し頑張って勉強して貰わなければならないので、良くできるという評価はあまり出せませんよ、ということです。 上記のような説明は、母数が十分大きければ、統計学的に正しいことが分かっています。結果的に、チャレンジテストは団体戦なのです。皆で頑張って平均が良ければ、良くできましたという評価を沢山の人につけてあげられますが、平均が悪いと、もっと頑張りましょうという低い評価が沢山になります。授業に集中できない状態が続くだの、授業に身が入らないだの言っている場合でないのが、よく分かりますね。 後、もう一つ大事なことは、これまで長い間、高校入試には3年生の評定だけが活用されていました。でも、中学1年からの学習もとても大事で疎かにできないということから、中学1〜3年全ての評定が活用される制度に変わりました。 今更、2年生はこの2年間、1年生はこの1年間を後悔しても後の祭りですが、この4月から、何をどうすればよいかしっかり理解できましたか? できましたよね! 明日は3年生の卒業の日です。卒業はゴールではなく、新たな旅立ちを意味します。その後に続く高校・大学、或いは上級学校・就職と連綿と続く道程を力強く歩んで行くために、その時々に精一杯努力しなければならない大事なことがあることを肝に銘じて、頑張ってください。「過去は変えられないけれど、未来は変えることができます!」 |
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