本日(26日)の2時間目、2年B組の国語の授業は運動場で行っていました(担当は坂田教諭)。題材は「平家物語」の「扇の的」です。絶対に失敗が許されない緊迫した場面です。馬で海に乗り入れた那須与一は、どれぐらい先を見て弓に矢をつがえたのでしょう。扇の的までは、40間余り。約70メートルあったそうです。今日の授業ではみんなで教科書を音読したあと、那須与一と扇の的との間の70メートルという距離を確認しました。当時は北風が激しく、扇の的は小舟とともに揺れていたとのことです。扇を付けた棒を持った生徒によって上手に再現されていました。那須与一の一挙手一投に、源氏も平氏も固唾をのんで見守っていた様子も浮かんでくるようでした。「40間」という距離感覚をつかむことで、この場面の状況や雰囲気、那須与一の心境等をより具体的に想像することができ、物語の迫力や魅力を味わうことができたと思います。