十三中学校のみなさんへ
新年度になっても、学校休業が継続するなか、自宅での生活にもかなりのストレスを感じていることだと思います。テレビ等では毎日新型コロナウイルス感染症の拡大が報道され、終息が見えないなか、不安も募るばかりですね。
4月12日(日)から明日までの3日間、保護者の方にご来校いただき、学級発表や教科書等を配付しました。
新しい学級の発表。そして新学年の教科書を手に入れ、学習等への意欲に満ちた皆さんの姿が想像できます。日々の体調管理をきちんと行い、各教科の先生方から示された課題に取りかかってください。皆さんの家庭での一層の努力と成長を期待します。
さて、ここからは少し厳しいことに触れます。
現実の厳しさを軽視し、友人を誘い遊びに出かけている生徒はいませんか。今一度、新型コロナウイルス感染症について、正確に理解し行動するようにしてください。
以下に、世界保健機関のテドロス事務局長からのメッセージ(修了式での講話に流用)と東京の病院に勤める方からのメッセージを掲載します。自分の行動を今一度しっかり振り返ってみてください。
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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長からのメッセージ。
「感染症は高齢者ほど重症化しやすい。入院が必要な患者のかなりの割合を50歳以下の人が占めている」と述べ、中年・若者にも警戒を呼び掛けている。
テドロス事務局長は、特に若者に対して、「あなたたちは、ウイルスに対して無敵ではない」と述べ、油断をしないように訴えた。症状がない場合でも感染している可能性があることから、むやみに出歩いて人と接触しないように要請。
『誰からの生死を左右することになるかもしれない』と述べている。感染症拡大防止への意識向上を求めた。
《東京の感染症患者を受け入れいる医師からのメッセージ(4月3日)》
今、東京の病院で働いています。この数日でコロナウイルス感染症の患者さんが急増しています。私の病院のコロナ病床は満床になりました。重症者もいます。現場ではすでに医療崩壊のシナリオも想定されています。
正直、報道よりも一般のみなさんが思っているよりも、現実は非常に厳しいです。近い将来、本来助けられるはずの命が助けられなくなる事態になりそうだと感じております。
でも、このまま感染が拡大すれば、『助けられる命を選択する医療』にシフトしなければならなくなります。
本当に悲しい。
だから、外出を控えてください。人と会わないでください。
感染を食い止める方法はこれしかありません。
生きていくための最低限の外出だけにしてください。