TOP

◆5月13日(月)全校集会 校長あいさつ◆

      ―いじめについて考える日―

 毎年、GW明けの月曜日は「いじめ 」 について考える日です。
 いじめはいつでも、誰にでも、どの学校でも起こるということ、いじめは生命をも脅かす行為であり、人として絶対に許されない行為だということを再確認してください。
 いじめは、ささいなトラブルから発展するケースが多く、「むかついた」とか「やられたからやり返した」だったり、「ちょっとふざけただけ」とか「面白かったから」等から始まっています。
 始まってしまったいじめを、誰が、いつ、どのように正すのかが大切です。皆さん一人一人の「いじめは絶対に許さない」との強い思いと少しの勇気で、いじめをなくしましょう。
 我々の加美南中学校には、いじめ対策委員会というのがあって、いじめの報告を受ければ、いじめ対策委員会会議を行い、たくさんの先生方で解決に向けての対策を話し合います。事実を確認し、何が悪くて、どうすれば改善できるかを検討し、指導や謝罪をすることにより、解決を目指します。すべてが解決したと判断してから、さらに3か月間の様子を見ることにしています。うわべだけの謝罪だったり、見えていないところでのいじめが続かないように継続した見守りを続け、100%の解決を目指します。
 では、「いじめを防ぐためにはどうしたらよいでしょうか?」
 自分では、悪気がなくても、相手がとても、深く傷ついてしまう場合があります。人と接するときには、自分の気持ちだけを伝えるのではなく、相手の気持ちも考えるようにしましょう。
 また、いじめをする人は、心や家族に問題をかかえていて、自分に自信がなかったり、コンプレックスをかかえている場合が多いです。いじめの被害者だった人が、加害者に変わることもあるので、いじめをする人のかかえる問題を、解決することも大切なことです。
 いじめは犯罪です。いじめは絶対にしてはいけないという意識を持ちましょう。たとえ、自分の悪口を言う人がいても、その人をいじめてもいい、ということにはなりません。いじめをやり返すのも、やめましょう。いじめる人がいなくなれば、いじめられる人はいなくなります。
 もし、周りにいじめられている人がいたら、その人の力になってください。そして、いじめている人を見かけたら、勇気を持って注意し、いじめのない加美南中学校、地域、社会にしましょう。
 今日はいじめについて、しっかりと考える日としてください。
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30