全校朝会 校長講話「心を健康に保つために」
私たちは、いろいろものを食べたり、運動したりして身体を健康に保っています。では、心を健康に保つためには、どのようにすればよいでしょうか。答えは、いろいろな人の話をしっかり聞くことです。そこで大切なことは、自分にとって都合のよい話は聞くけれど、耳ざわりのあまりよくない話、聞きたくない話や自分にとっての都合の悪い話は聞かないということでは、心を健康に保つどころか、心が病気になってしまいます。例えば、好きなものばかり食べていて健康になれますか。野菜を食べずに肉ばかり食べていて健康になれますか。昔から「良薬 口に苦し」と言います。人間は、自分の気に入らない話、聞きたくない話であってもしっかり聞く素直さがあると成長するものなのです。
私も小学校3年生の時に、担任の先生にきびしく叱られました。習字の道具を忘れたので、先生が貸してくれました。返す時に先生に「ありがとう」が言えなかったからです。でも、この叱られた思い出は、「ありがとう」という感謝の気持ちを人に伝えることの大切さを教えてくれました。 ところで、「ありがとう」と言う言葉は、日本語の中でもっとも美しい言葉と言われています。みなさんは、学級の中で、友だちに親切にしてもらった時に、「ありがとう」と相手に聞こえるように言ってますか。「ありがとう」という言葉は、人を幸せにするだけでなく、自分に幸せを運んでくる言葉だとも言われています。一日に一回は、ありがとうと心から言える人間になってください。 |
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