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小学校の英語を教科化2 〜学習指導要領の改訂〜

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前回の記事で、
「学習指導要領」が改訂され、小学校は2020年には学習する内容が新しくなり、教科書も変わるとお伝えしましたが、「学習指導要領」の改訂というのは、将来にわたり子ども達に大きな影響力を持つことがあります。


たとえば、『ゆとり世代』ってよく聞きますよね。

「ゆとり教育」で育った世代が『ゆとり世代』ですが、
「ゆとり教育」というのは、知識偏重の「詰め込み教育」から、学習時間と内容を減らしてゆとりある学校を目指し、1980年度、1992年度、2002年度から施行された学習指導要領に沿った教育です。

2002年度には小中学校で、
学習内容が3割削減され、完全学校週5日制が始まり、授業時数も削減されました。でも、世界の生徒の学習到達度調査の結果が発表され、日本の点数が大きく下がっていることがわかりると方向転換、今度は「脱ゆとり教育」をめざし、2011年に再び学習指導要領が改訂され、それが現在の教育の流れにつながっています。


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子どもの教科書や授業の様子を見て、
「自分たちの頃とはずいぶん違う」という感想をもたれた保護者のみなさんも多いのでないでしょうか。


教育とは、
子どもたちが将来社会で生きていく力をつけるためのものであり、本来長い目で考えるべきことです。それでも見直しが必要なのは、「社会が変化するから」「子どもたちが抱える課題に対応するために」なのです。


いずれにしても、
今を生きる子どもたちの「今しかない」子どもの時代に何が大切なのかという観点で、教育の変わる方向性や内容に関心をもつことが大人の責任なのではないでしょうか。


                     (学校長)

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