いまみや小中一貫校は令和6年度に開校10年を迎えます。これまで本校教育活動に尽力いただいた皆さまにお礼申し上げます。

9月4日の中学校全校朝礼

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9月最初の中学校全校朝礼の話
 おはようございます。8月中ととても暑かった夏ですが、この二三日は秋を感じさせる涼しさも出てきましたね。
 秋というと、芸術の秋、文化の秋、読書の秋、スポーツの秋、勉強の秋。月末にはどんぐり祭もあります。がんばってくださいね。
 さて、このポスターをご存じですか。美術室の前にも掲示されていますね。今、大阪でこのバベルの展覧会が開催されています。もう既に見た人はいますか? 私も夏休みの平日に朝一番で行ってきました。普段なら混雑してなかなかゆっくり見られないのに、朝一番だったのでしばらくの間じっくり見ることができました。本物は小さいので、大きく引き延ばしたものもすぐ近くに展示されていて、これはレプリカなので大丈夫かなと思って気持ちがゆるんですごく前のめりに見ていたら、ガードマンさんに注意されました。
 さて、このピーター・ブリューゲルという画家は、他におどろおどろしいキャラクターの絵を描きます。この展覧会でもそんな絵がいくつかあります。美術館ではその一つの足のある魚、「タラオ」の大きなマスコットもミュージアムショップに展示されていました。
 このおどろおどろしいキャラについては、ブリューゲルの師匠筋のヒエロニムス・ボスが有名で、私はその昔、SF作家の荒巻義雄の「神聖代」という小説で知り、ボスの描いた「快楽の園」などに興味を持って、調べたりしました。とはいうものの、ボスもブリューゲルも作品が日本にやってくることは少ないので、今回のバベルはとても待ち遠しかったですね。皆さんは中学生なので、なんと無料で入れます。是非一度見に行ってください。その前に、バベルの塔の話やブリューゲル、ブリューゲルの作品について予習しておくことをお勧めします。より一層楽しめます。
 ついでに、映画「メッセージ」をご覧になった人はいますか? 私は見ていないのですが、この映画の原作「あなたの人生の物語」は短編集で、その第一話が「バベル」なのです。旧約聖書の話とはまた違った趣のバベルを味わえます。
 さらについでに、本を2冊紹介します。
 一つは、「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」。入試倍率は東大の3倍、卒業後は行方不明者多数と言われる東京藝術大学の学生さんたちのお話です。なかなかすごいです。親が言うからいやいや東大に入ったものの、どうしても芸術をしたいと言うことで東京藝大に入学したというすごい猛者の話もあります。学生よりも大学の先生の方が実はもっとすごい。ちなみに、小学校の校歌を作曲してくださった三ッ石先生も藝大の作曲科を卒業されています。
 もう一つはコミック、「へんなものみっけ!」です。美術館ではなく、博物館の裏側のお話。なかなか面白いですよ。僕は大学4年生の時、友だちと「博物館学」を勉強しようねと言っていたのに、4月に申込みを忘れて、とれなかったんですよ。悔しくて。大阪で博物館学が勉強できる大学はあまりないんですよ。博物館の裏側を見ることができたのにと思うと、今でも残念。その博物館の裏側がこの漫画に出ています。面白いですよ。二つとも校長室の前に置いておきます。読んでみて。
 最後にもう一つ。
 明日5日11時、大阪880万人訓練が実施されます。去年と違って、校舎の上にスピーカーがついたので、大きな音が鳴ります。情報をよく聞いて、机の下に潜って、まずは頭を守りましょう。
 それでは素敵な秋を、過ごしてください。

※ちなみに、今日のネクタイは芸術の話に合わせて、だまし絵などで有名なエッシャーの図柄のものを締めてきました。(下の写真)時間に余裕がなかったので、お話はオミットしました。
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2学期がはじまります

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平成29年度2学期始業式の校長の話

 おはようございます。(元気な声で、「おはようございます」と返ってきました。)
 皆さん元気そうで何よりです。夏休みは楽しく過ごせましたか?
 今朝、門の前で皆さんの登校の様子をうかがっていると、元気にごあいさつをしてくれる人と、すこししんどそうな表情の人がいました。今日も朝からとても蒸し蒸ししているので、調子が良くないのでしょうか? それとも今日から始まる学校がしんどいのでしょうか? 気になるところです。
 もし、学校やお友達のことで悩んでいるのでしたら、身近な先生、好きな先生に相談してみてください。
 さて、終業式の日にお話ししましたが、一学期中に学習したことを見直しましたか? 二学期は長いので、見直しておかないと、後がしんどくなりますよ。
 今日から始まる二学期は8月の一週間と、9月、10月、11月、12月と4ヶ月もあります。暑い夏から寒い冬になってしまいます。一年で一番長い学期です。その分いろいろな行事があったりして、学習だけでなくいろんなことに挑戦する学期でもあります。
 みんなと協力して頑張ることもあれば、皆さん自身が頑張らなければならないこともあるでしょう。一つ一つの取り組みに精一杯頑張ってほしいと思います。
 ともかく、皆さんが元気な顔でここに集まってくれたことがとてもうれしいです。今日から、またおともだちとの楽しい学習が始まります。元気いっぱい学んで、思い切り遊んでください。

一学期終業式のお話

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 おはようございます。
 連日非常に暑いですが、元気ですか? いよいよ夏休みです。
 長い休みに入りますが、この一学期に学習したことを今一度振り返ってください。もし、分かっていないことがあったら、この夏休み中に是非とも学び直しをしておいてください。
 夏休みの計画は立てていますか? 何も考えずに、夏休みを過ごしたら、あっという間に終わってしまいます。したいこと、しなければならないこといろいろあると思いますが、まずは計画を立てて取り組みましょう。
 夏休み中、皆さんに気をつけてほしいことについて、校長先生の話の後にもありますが、いくつかお話しておきます。
 プールや海水浴などでの水の事故、熱中症、交通事故、特に自転車に乗るときには皆さん自身も十分に気をつけてほしいと思います。また、スマホや携帯電話によるトラブルも最近増えています。使い方について十分に気をつけてください。取り返しのつかない事故になる場合もあります。
 最後に、お休みごとに言っていることですが、8月25日の始業式の日に、皆さん全員が無事再びここに集まってくれることを一番のお願いとしたいと思っています。よろしくお願いします。
 それでは素敵な夏休みを過ごしてください。

6月26日の全校朝会(小学校)

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6月26日の全校朝会の話

 おはようございます。
 土曜日の晩も雨がかなり降ったようですが、聞くところによると今週は雨が多いようです。梅雨ですから仕方が無いですね。
 日本には春、夏、秋、冬の4つの季節があると言われていますが、人によっては、この梅雨もいれて5つの季節があるという人もいます。それだけ、梅雨は日本の気候の移り変わりの中で大きな役割を占めていますね。
 さて、皆さんは雨が好きですか? キライですか?
 運動場で遊ぶには、また、楽しみにしているプールで泳ぐには晴れている方がいいですが、雨が全然降らなかったらどうなるのでしょうか?
(水が飲めない、野菜が育たない等の声が)
 そうですね。とても困りますね。
 これから暑くなっていきますが、雨が降らないと、飲む水が足りなくなりますね。先日終わった田植えで育ちつつある稲も枯れてしまいます。いろいろと困ったことが起こりますね。
 日本での生活は、この時期の雨にあわせてできているので、雨が降らないと、とても困ったことも起こるようです。なので、雨で遊べないという困ったことがあるけど、後一月ほどは少しがまんしてください。6月の目標にあるように雨の日でも遊べる方法を工夫してください。
 ちなみに、新今宮小学校の図書館はいつでも開いているので、雨でどうしようかなと言うときには、本を読みに行ってはどうでしょうか? 普段開けたのとのない本を開いてみると、すごい冒険が待っているかもしれませんよ。

6月19日の全校集会

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 19日の中学校の全校集会での話

 おはようございます。最近めっきり夜明けが早くなり、夕方は7時すぎまで明るくなってきましたね。今日の日没は19時13分ごろらしいです。明後日、6月21日は夏至です。
 夏至って、どういう日か知っていますね。一年で一番昼の時間が長い日になります。
 知っていると思いますが、夏至、冬至、春分、秋分は太陽と地球の位置関係で決まります。太陽の周りを公転している地球が、その軌道のどの位置にあるかで、夏至、冬至、春分、秋分が決まります。ところが、この日が、年によって違うというのも気づいていますよね。
 夏至について調べてみると、2019年は6月22日になりますが、それ以降しばらくは21日で、2056年には6月20日になります。その後も基本的には21日だけど、ときどき20日になるというふうに計算されるそうです。
 なぜこのようにずれるのでしょうか?
 閏年が関係していることもありますが、そもそもは地球が太陽の周りを回るのがきっちり365日ではなく、平均で365.2422日だから、閏年を創る必要性が出てきているわけです。さらに、地球の自転が歳差運動をしていることや公転軌道が螺旋を描いていると言うことも関係していると言われています。
 また、地球の自転も徐々に遅くなっているらしく、時々「閏秒」を挟んでいると言うことを聞いたことがある人も居るでしょう。ということは、どの瞬間の地球の位置を基準として測定するかで結果も違ってくると言うことです。なかなか難しいですね。
 ちょっとややこしい話になりました。要は、人類がより正確にものごとを測れるようになったからです。科学や技術が進んだからすべてが解明されるのではなく、さらに疑問が出てくる。ここが科学や技術の面白いところだと思います。
 すでに科学の偉人たちがいろいろと発見したかもしれませんが、まだまだ分かっていないことはたくさんあります。皆さんもがんばってすごいことを発見する余地は十分にあります。がんばってください。

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